2018/04/12

エンドバニーの受容史─外から見た舞浜の発見

あるいは『「丸三つでも消される」から「丸三つでなければ大丈夫」への変化』

春たけなわだが春と言えばイースター、イースターと言えばエンドバニー!いやまあ実際のところ「イースタービーグルがイースターエッグを配る日」という認識だが。ピーナッツが大好きなのだ。
ともかく舞浜の外からいかにパロディされてきたかエンドバニーを中心に見てみようという話が今回の記事。アナ雪やベイマックス、手下ばかりが一般的なブームとして目立つが、実のところそれ以前から相当広まっていることがエンドバニーからわかる。

・エンドバニーとは

2010年から12年にかけて上演された春季パレード、イースターワンダーランドのダンサー。舞浜の衣装としてはホーンテッドマンションのキャストと共に相当な知名度がある。
当初のツイッターにおけるディズニージャンル内ではバニーソと呼ばれていたが後にエンドバニー呼びが定着した。ダンサーの呼び名は公式ではないので定着するまで二転三転することも多々ある。


・ファンアート─そのものとダブルパロディ
Pixivエンバニ
【うさミミ帽子が可愛い♡】エンドバニー特集 - pixivision
イラスト投稿サイトPixivでは2015年にディズニージャンルで初めての特集が組まれた。開設当初はディズニーのイラストを自主規制により削除していたPixiv(参照:その他いろいろ, ◎削除報告メール)がディズニーの特集を組むことに忌避風潮の薄らぎが表れているが、その初めての題材がエンドバニーという点に注目。なにせヴィランズ(【名悪役がここに集結!】ヴィランズ特集)やズートピア(【夢を信じて!】ズートピア特集【ウサギとキツネの凸凹コンビ♪】)より早いのだからディズニー界隈に走った衝撃は相当なものだった。



↑初年度に描かれたダブルパロディの一例。ご覧の通り前年度のハロウィンパレード、リ・ヴィランズもよく描かれている。



Pixivを遡ればエンドバニーが初演当時から多数描かれていたことがわかる。しかしそのものだけではなく特集の後半に見られるダブルパロディの一種、他のジャンルのキャラクターに衣装を着せるパロディも多い。この衣装扱いが舞浜以外からの視点として特筆に値すると考えるのでこのパロディを取り上げる。

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隔月刊・枢やな _ Devils 6th Day(2012年10月20日)

このパロディはプロの漫画家も描いている。例えば『黒執事』の作者は2012年にウェルカムトゥスプーキーヴィル(2010~2012)のミッキーと執事(ミッキーフロートのダンサー)をパロディした。

オタクに恋は難しい14
ヲタクに恋は難しい - pixivコミック _ 無料連載マンガより。連載元のPixivに特別編として掲載されていたが現在は削除。電子版のサンプル(ヲタクに恋は難しい 3巻 :無料・試し読みも!コミック 漫画(まんが)・電子書籍のコミックシーモア)で該当部分を読める。
クローズアップ
↑上記拡大。描かれている男女ダンサーはミッキーフロートのダンサー。

そして2016年の漫画『ヲタクに恋は難しい』3巻14話ではこんなことも描かれている。オタクな男女が明らかに東京ディズニーランドな遊園地でオタクな言動を抑える遊びをしているがついつい出てしまう。その中の一つがヒッピティホッピティスプリングタイム(2013~2016)のダンサーを見て「衣装可愛い、嫁に着せたい」という一コマ。要は商業漫画で取り上げられるほどダンサーのダブルパロディが浸透したと示している。
「ディズニーランドのデート」自体がダンサーのダブルパロディと並ぶ二次創作の定番ネタでもあるので二重のネタになっているのがミソか。

ホンテ
↑ひとつ気になる点として、ダンサー以外もホーンテッドマンションやスプラッシュマウンテンなど東京ディズニーランドの園内各所をそのまま書いている一方でホンーんテッドマンションのキャストは典型的な魔女風のデザインに変更している。

・コスプレ

エンバニ2
TopLayers | コスプレイヤーのお仕事・募集ならコスプレ専門事務所へより。

コスプレも他ジャンルからの視点として欠かせない。イラストより多く見つかるので、近年はパレードダンサーというよりもレイヤーの衣装として知名度があるような気がしないでもない。レイヤーの事務所の看板にもなっているほどなのでよほどだ。

エンドバニーはハロウィン期間の仮装でもよく見かけるが、仮装時に使われるツイッターのタグ#Dハロ仮装やコスプレイヤーズアーカイブ(ダンサーのコスプレ写真 東京ディズニーリゾート - コスプレイヤーズアーカイブ)などを見るとディズニー界隈だけではなくレイヤーもかなりいるのだ。
111231_010a.jpg【C81】コミックマーケット3日目 コスプレリポート Free Fallより。他にもニュースサイトでも取り上げられた記憶がある。
コミケのコスプレでは少なくとも2011年に確認できる。以前からホーンテッドマンションのキャストが制服趣味において人気だった(自分も2010,11年ごろのコスプレ広場で見かけたことがある)がダンサーのコスプレの目撃例はこれが初と思われる。

・商業作品におけるパロディ
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【ブルジュラ】キャラクターグッズ _ ポプテピピック【原作版】:STEAMBOAT DIVE Tシャツより蒸気船ウィリーをパロディしたTシャツ。元ネタのポスターのロゴもうまく配置したよくできたパロディ。漫画本誌やグッズ販売を見ればアニメでもやろうと思えば普通にできたのであり「圧力」は単なるプロレス芸だとはっきりする。…ここまで言わないと本気で信じ込むんだからまったく…。

某ポプテピピック5話ではnice boatとひっかけた夢の国チキンレースネタを展開して受けていたが、本国のシンプソンズやサウスパークなどは無論のこと日本でもそのものを描いたパロディは盛んに行われているので今更感が強かったりする。この問題はネタそのものではなく本気で信じ込む、あるいは便乗していじりのつもりで真面目な話題でも危ない止めろと連呼する層にあるがそれはさておく。

東京ディズニーリゾートは今まで何度も取り上げてきたように『Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』や『プリンスオブストライド』11話などあまたの作品で遊園地として「出演」しており、ダンサーも先の漫画で描かれているように様々な商業作品でパロディされている。

ソウルキャッチャーズ52話
↑管崎舞(右から2人目)、歌林優菜(同4人目)、奏馬俊平(左から1人目)に注目。


例えば先のヒッピティホッピティスプリングタイムはジャンプでパロディされている。吹奏楽漫画『SOUL CATCHER(S)』5巻52話に登場する三人がこのパレードの衣装を着ているのだ。設定画を見ると左上にイースターと記されているがシェフやランナーの服装はイースターと直結しない。そしてこの場面は幼稚園で「ジブリ・ディズニー・日曜朝のスーパーヒーロー・アニメ…」の曲を演奏するシーンなのでイースター自体は関係ない。よってヒピティのパロディと判断してよい。
このような商業作品のパロディでエンドバニーが用いられることが特に多い。

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ミニアルバム『nsum~中川翔子がうたってみた!~』のカットと『10元突破!SHOKO NAKAGAWA LV UP LIVE 超☆野音祭』のライブ写真(20枚)より

まず中川祥子の2012年のライブ『10元突破!超野音祭』の衣装がボンネットと髪以外エンドバニー。以前の忌避風潮記事で挙げたように握手会で直接由来を聞いたとする証言ツイートもあったがこれは現在削除されている。

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スカイラインのイマキラク Mai Kuraki Happy Happy Halloween Live 2012!! - livedoor Blog(ブログ)より写真左上のバックダンサー。なお引用先のブログでは2012との表記だが架空戦記ならぬ架空ライブ、らしい。

ちなみに知る限り一番早いダンサー関係の商業パロディは同じくライブ衣装で、倉木麻衣の『HAPPY HAPPY HALLOWEEN LIVE 2010』に見られる。ライブの曲の一つ『不思議の国』のバックダンサーがミステリアスマスカレード(2009~2010)のダンサー衣装。これを念頭に置くと城のシルエットを用いたライブのロゴもパロディっぽく見えてくる。

ペコちゃん
不二家公式サイトより。現在は最新版に更新されている。

エンドバニーのパロディとして話題になったものは2013年のペコちゃんがある。しかしどちらかといえばタイツやデカうさ、帽子はバニトラの組み合わせに見える。強いて言うなら裾の処理にエンドバニーの面影があるように思えるがこれらのハイブリットか?

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『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』で新イベントスタート パジャマ海未ちゃんがもらえる……だと? [ファミ通App]より


ソシャゲ『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』で2013年に開かれたイベント『月まで抱いて Love*Heart』の限定衣装『園田海末[幸運の白うさぎ]』は色違いながらボンネット以外デザインはそのまま。色を置き換えてみれば一目瞭然だ。
ラブライブは他にも『Music S.T.A.R.T!!』のPVが東京ディズニーシーっぽい背景だが、園田海末の声優が三森すず子であることがこれらパロディに関係するかどうかは定かでは無い。


ランウェイガールシーズン
「ランウェイガールシーズン」をApp Storeで - iTunes - Appleより

サンデーの漫画のソシャゲ『神のみぞ知るセカイ〜SoulMemories〜』にも2014年にエンドバニーのパロディが登場、マイナーどころではランウェイガールシーズンという2014年のゲームは髪以外完全に丸写し。他と違いこれらはボンネットもデザインしている。


バニーパレードコーデ
1弾に登場するプレミアムレアドレスを紹介!!|ニュース|データカードダス アイカツフレンズ!より。「バニーパレードコーデ」がエンドバニーと言われることもあるがさすがに違うだろう。「バニーパレード」の名前はいかにもパロディを思わせるが…。
ちなみにアニメ『アイカツスターズ!』96話には東京ディズニーランドホテルが出演している。

↑エンドバニーではないが『おそ松さんのニートスゴロクぶらり旅』の「イースターアイドル」がローラーや膝の当て布、頭の花飾りからローラーバニーを彷彿させる。これでシャツがもう少し似ていれば確実にパロディと言える。

↑2018年のジョイサウンドのアバターは右端が被り物以外はエンドバニー。このぐらい似通わないとパロディと断言できない。

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「アイドルマスター SideM」でイベント「ハロウィンナイトパーティ2016」が開催に - 4Gamer.netより。台詞もミステリアスマスカレードっぽいのはずいぶん力を入れたパロディと見るべきか。


・舞浜の外からの発見と忌避風潮の変化─「丸三つでも危ない」から「丸三つでなければ大丈夫」へ

↑本記事はくらむじぃさんのツイートに多大な影響を受けている。

何だかんだでエンドバニー以外も取り上げたが、それだけ東京ディズニーリゾートのダンサーが商業・非商業ともに盛んにパロディされている現状がおわかりだろう。
イースターワンダーランド以前のショーパレではリ・ヴィランズやミステリアスマスカレードも人気なのだから盛り上がり自体はエンドバニーに始まった話ではない。しかしエンドバニーは段違いにパロディされている。特に商業におけるパロディはエンドバニーがトップクラスでリ・ヴィランズの商業パロディは知る限り一つしかない。初年度から8年、再演から6年も経過した後もこうして盛んにパロディされているというのは、一般的なブームとして目立つアナ雪や手下以外の舞浜の外による「発見」として注目に値する。
要約すると、ツイッターでお世話になっているくらむじぃさんの「舞浜系のキャラやデザインが非舞浜層に”発見”された大きな(SNS全盛時代ではおそらく初の)契機の一つ」が最も簡潔かつ適切なエンドバニーの影響力の評価と思われる。


これだけパロディされているのだから忌避風潮はとっくにすっ飛んだのでした…とはいかない。ディズニーで普通に同人活動ができると立証された現在においてなおディズニーが昔の間違った認識で引き合いに出されたり古色蒼然とした夢の国チキンレースネタが受けているようにしぶとく生き残っている。
忌避風潮は緩んだと同時に変化したのではないかとこれらエンドバニーなどのパロディを見て思うのだ。

↑ツイッターに未登録もしくは設定「不適切な内容を含む可能性のある画像/動画を表示する」にチェックを入れていると表示されないかもしれないが上記ツイートにエロシーンは含まれないのでご安心を。

拡大その1拡大その2
↑『歌い手のバラッド』2話より抜粋。アリエルは顔をぼかしつつそのまま描く一方でミッキーにはモザイクを掛けている。
↑良いか悪いかは別として表紙にそのまま出していた80年代より後退しているとも言える。
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File Resort gateway station.jpg - Wikimedia Commonsより文字通り「丸三つでも危ない」を地で行くWikipediaの写真。駅のロゴとモノレールの窓に注目。

一つの例として。コミックLOの18禁漫画『歌い手のバラッド』2話に『ヲタクに恋は難しい』と同じように東京ディズニーシーをデートするシーンがある。ここではマーメイドラグーン(アリエル、トリトンキャッスル)、トイストーリーマニアなどが背景として登場する。エロ漫画にパークをそのまま出す、それは大変結構。「漫画の背景にシンデレラ城を出すだけで莫大な使用料を請求される都市伝説」「自主規制により園内の写真を掲載しないどころかロゴや窓までモザイクをかけたWikipedia」からはっきり前進しているのでむしろ感心する…。

ところがビッグバンドビート(劇中では”BJB”と表記)のシーンでは大ゴマのど真ん中のミッキーにモザイクがかかっている。しかも明らかにBBBではなく普段の格好なので単にBBBの写真を加工したのではなくわざわざ書き加えているように見える。モザイクするぐらいならミッキーがいないシーンを使えばいいだろうにここでモザイク芸をするのは不可解だが、そもそもアリエルや東京ディズニーシーは何も変えない一方でミッキーは伏せるというのもまたおかしい。両者ともディズニーには変わりないではないか。

ここまで散々触れてきたエンドバニーにしても「ディズニーには関わらない」だ何だとマナーサイトなどが盛んにディズニーの『危険性』を流布したにも関わらず商業・非商業問わずパロディされているのはなぜか?そこに忌避風潮の衰退と共にディズニーは全て危ないとする「丸三つでも危ない」からミッキーさえ触れなければ構わないとする「丸三つでなければ大丈夫」への変化が表れていると言える。
「以前は厳しかったがアナ雪から規制を緩くした」「ミッキーはダメだがそれ以外は許している」」なんて事実も公式の文言もどこにも無いが、アナ雪やベイマックスのブームが広まった2015年頃からこの謎理論が浸透、ブームと風潮の変化が鶏と卵の関係のごとく混ざり合ってダブルパロディの隆盛や依然として続くミッキーの危険視(または揶揄)につながっていると見るがどうだろうか。

余談。ダブルパロディについてはせっかく描くのなら他ジャンルの衣装扱いではなくそのものとして描いてくれてもいいじゃないか…とは思う。しかしそれは個人的な感想であり関係ない。公式が何も言わないのだから大いにパロディすればいい。しかしパロディが盛んな横で未だに極端な危険論が流布するというのはさすがにおかしいのではなかろうか。

最初はエンドバニーのパロディをまとめるだけだったはずだが、結局忌避風潮記事の延長線になってしまった…。
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2017/10/29

コミティア122参加のお知らせ


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参加イベント:11月23日開催コミティア122
スペース番号:B09a(東4ホール)
来月開催のコミティア(COMITIA122 - コミティア)に参加します。コミティアは初めて同人誌を出した2年前のコミティア112以来の参加となるので古巣に戻った気分です。
常在戦場なコミケと違いまったりした空気でしょうから面と向かって話したい(もしくはコロンビア本などの間違いを突っ込みたい)という方がいらしたらぜひ来てください。一人参加なのでスペースにいない時間もありますが…。

頒布物

新刊
『東京ディズニーシー実用的ではないガイド(仮称)2-コンセプトアート編』
内容:灯台シンボル案のように断片的に語られているだけで東京ディズニーシーの具体的かつ詳細なメイキングはほぼ皆無と言ってよい。そのような現状において雑誌やD23Expo Japanなど各所で見られるコンセプトアートは格好の資料となる。
そこで本書ではフォートレスエクスプロレーション(灯台案の後釜であり過程がある程度わかる)とコロンビアを例にコンセプトアートから創造の一端を探る試みを行う。
なおあくまで「一端」であることは念頭に置いて欲しい。なにせ膨大な量の中のたった数枚、しかもわかるのは点でありどのような線を辿ったかまでは確証を持てないからだ。

今回の新刊…というより正確にはペーパー(8p予定)。数ヶ月で新刊は無理です。
一応2015年夏コミに頒布した無料本(ポートディスカバリー編)のシリーズになるが、本シリーズはコロンビア以外のあれこれを詰め込むという意味なので安心して欲しい。

既刊
・『合衆国汽船コロンビア号』
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初出:2016年夏コミ
内容:東京ディズニーシーにたむろする船舶の中でも一番の巨体を誇るコロンビア。アメリカンウォーターフロントの象徴であり「オーシャンライナーそのものを題材にした最高のエンターテイメント」でもあるコロンビアについてオーシャンライナーとしての特徴、バックグラウンドストーリー、実在の客船からの引用、そして製作者であるイマジニアの意図など様々な視点で考察する。


・『密航兄妹逃走経路ノ想像』

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初出:2017年夏コミ
内容:コロンビアのドッグサイドステージで上演されたオーバーザウェイブはコロンビアの船内を縦横無尽に駆け巡る楽しく、そしてDSSで上演する意義に満ちていたレギュラーショーだった。このショーについてタートルトークのキューラインに飾られる断面図やデッキプランなどを参考にして歴史を元にした想像を広げてみる。



コロンビア本はとらのあなの通販在庫が少なくなってきたのでどうしたものか。もしも在庫が無くなったら書泉グランデにも店頭委託しているのでとりあえずそちらで求めてください。

今回の新刊がDestination Cと同じなのは新しいネタを出す余裕が無い、というよりも出せるネタが切れてしまった感が強い。
忌避風潮記事のリファインはストレスの原因なのでしばらく凍結。事例(プール、エアパイレーツ、西日本ディズニー)を先行して出すかもしれないがそのものに手を入れるのはずっと先だろう。というか誰かやってください頼むから…。
ディズニー以外に鉄道や客船(橿原丸型は小ネタがだいぶ集まった)もいけそうだが、単にまとめるだけだと先行研究を読めば済む話(コロンビア本でもうすうす感じているが…)なのでどう料理するか思案中。
インプットが貧しかったツケが回ってきたということであるトホホ…。
2017/09/24

メキシコ海軍練習帆船クアウテモック

クアウテモック

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メキシコ海軍の練習帆船クアウテモックCuauhtémocが当初神戸に入港する予定を晴海に変更、9月7~10日に一般公開していたので行ってみた。

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↑船首像は船名の由来であるアステカの君主クアウテモック。足元の火はコルテスに火あぶりにされても屈しなかったのを意味する。

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↑船尾に翻る巨大な国旗は文字通りのショウザフラッグ。

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↑艦載艇はクラシックな木造、ダビットも重力式ではなく人力。

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↑礼砲。海軍のフネならではの装備だ。

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↑舵輪はどの船でも人気の撮影スポットになっている。

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↑マスト、リギング、帆と帆船に欠かせない要素が三拍子。

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↑練習帆船としての使命を記した銘板。日系メキシコ人の方に概略を教えて頂いた(おらあarmadaしかわからん…)が、格調高い言葉で書かれているので結構難しいとのこと。

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↑ホストシップのおおなみの船尾から。

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↑夜景。電飾が輝くとまた一味違う姿になる。

外国の帆船を見たのは去年のエスメラルダに続き二隻目だが生きている帆船はいいねえ。
甲板に設置したスピーカーからメキシコ音楽を常時流していたのはお国柄だろうか。


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↑ちなみに海王丸は非公開。三隻同時公開すればもっと賑わった賑やかになったのではなかろうか。

グッコミ

同日開催のGOOD COMIC CITY 24、通称グッコミ内の海外アニメ作品プチオンリーToon Mixにも行ってきた。

そもそもカートゥーン自体同人イベントが少ない状況だったということもあり150サークル以上と賑わいを見せた。
その中でディズニーサークルは先のコミケを優に上回る52サークル!グラビティフォールズを筆頭にスターバタフライやフィニアスとファーブなどディズニーチャンネル系が中心だが長編アニメも二桁参加。ラプンツェルやズートピア、ベイマックスにトレジャープラネットなど17サークルだがその中でもミッキーマウスは8サークル!昔と違い原型が占めているのが興味深いが、これはb氏の働きかけによるもの。

前も書いたが、ファイアボール、ジャエル、エルアナ、手下男性陣とすでに4つ開かれているのだからそろそろディズニー全体を包括した同人即売会が開かれてもおかしくないだろう。アニメだけでこれだけ賑わうならばマーベルやスターウォーズなどの実写とゲーム(キングダムハーツ)を加えたらプチオンリーどころか独立したオンリーだって開ける見込みができたと信じたい。
2017/08/15

夏コミのお礼と新刊『密航兄妹逃走経路ノ想像』自家通販告知

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↑サークルの様子。ちらりと見えるお隣はミッキーマウスの三次創作で活動されているb氏。
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↑新刊と既刊。値札はいちくわさん作成。コロンビアカラーで実に見事。ありがとうございます。
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↑委託したいちくわさんのストームライダーグッズ。やっぱりセンスいいですわあ。

夏コミにスペースまでお越しいただきありがとうございました。例年より涼しく格段に過ごしやすかった(コミケ雲が発生したときはの雲を見るために上を向く余裕が無いほどきつかった…)とはいえ、つらい場所には変わりありませんのでお疲れ様でした。
差し入れやいつもブログやツイッターを見ているとのありがたいお言葉など冥利に尽きます。これもイベントの醍醐味ですね。
忌避風潮の記事を見てサークル参加したとおっしゃった方もいて感無量。あれは風潮の弾圧そのものよりもくだらない風潮は気にせずともいい、同人活動をする人の後押しになればと願って書いていたから実にうれしいのです。

委託したいちくわさんのストームライダーグッズも好評でお誘いした身として安心しました。これで在庫の山になったら切腹ものですわ本当に。
こうしてみるとストームライダーはすでにクローズしたアトラクション、オーバーザウェイブに至っては7年前に終わったショーにもかかわらず大勢いらしたわけですが、実に刹那的な舞浜というジャンルでこれは喜ばしい事態ではないのでしょうか。
めまぐるしく開催されるイベント群に付き合ってこっちまでせっかくの過去を放り投げなくてもいいんじゃないのかなと。いやーミステリアスマスカレードとかリ・ヴィランズとか欲しいなあ。

今回はメカミリではなくアニメ(その他)で参加、初めての誕生日席ということで身構えたが前回とあまり変わりなく安心。ただしポスターはもうちょい大きくてもよかったかも(今回はA3)。
そして今回のディズニージャンルの参加サークルは初めて20代を突破!まあ9月10日開催のグッコミ(GOOD COMIC CITY 24)の海外アニメプチオンリー『Toon Mix』の方が賑わうかもしれない(たとえばミッキーマウスのサークルは少なくとも6つ)けれども、ジャンル内外からボコボコに叩かれた過去からすれば快挙ですよ。あの頃とは確実に空気が変わったと実感します。
そろそろディズニーの独立したオンリーイベントがあってもよい頃合いだと思うのです。アニメとパークだけにとどまらテレビ、実写、ゲームまで全ディズニーが集まる即売会なんて夢が膨らみます。…イベントを主催する金も経験もない自分にとって実現性が無いから夢のままですが。


で、反省会。
『密航兄妹逃走経路ノ想像』はほどほどだったものの『合衆国汽船コロンビア号』がダダ余りで完全に大赤字
昨年はギリギリの部数で刷って昨年の夏コミと委託の分で手元に無い状態だったのでもともと再販は確定事項。手持ちが増えれば例えばコミティアに戻るとか他のイベントに出る選択肢が増えるので余ること自体は構わない。
それに前回みたいな昼過ぎにせっかく来たのに売り切れてすっからかん…は申し訳ないので何としてでも回避するために多めに搬入して完売だけは避けられたのは幸い。
なので今回の事態は想定内だったが、覚悟していたとはいえ一箱丸ごと返送ってのは中々精神的にも肉体的にも来るものがある。
それでも初版ではない普通の時にどれぐらい出るかわかったのでまあ、いいかなと。売り切れてしまうと目安にならないのだ。コロンビア本は大切な一枚看板なのでこれからじっくりさばいていく予定。

そして売り子用の値札の必要性。
今まで頒布物は最大で2つだったから必要なかったが一気に増えたことでもうてんやわんや。その上暗算が苦手ということを忘れて最初はミスの連発、その後はその都度メモして乗り切ったもののこれはいかん。イベントは知能指数がぐっと低下するので自分を過剰に信用せず一目でわかるぐらいでないと無理。
場数を踏まないと学べないことは多いと実感。


『密航兄妹逃走経路ノ想像』自家通販メールフォーム
価格…¥300
(11月2日更新。在庫切れのため一時閉鎖。コミティア112の後にまた開くかもしれませんのでお待ちください)


上記メールフォームから必要事項(名前、連絡先のメールアドレス、住所、部数)をご記入の上申し込み下さい。
連絡先にこちらから振り込み額(本代+送料)と送金先について返信いたしますので、お伝えする送金先へお振込み下さい。
振込みを確認後本を発送します。

注意:送金先はゆうちょ銀行のみとなります。あらかじめご了承下さい。
基本的に定型外郵便による発送となりますが定形外以外の発送方法をご希望の方は備考欄にご記入して下さい。
お時間は少々かかりますが本記事で発送状況を更新しますので随時ご確認お願いいたします。
今回は在庫が少なめなのですぐ閉じてしまうかもしれませんので注意してください。
既刊『合衆国汽船コロンビア号』はとらのあな(【とらのあなWebSite】合衆国汽船コロンビア号)と書泉グランデに委託していますのでそちらをご利用ください。
2017/07/30

コミケ92参加告知

※後ほどサンプルなど更新しますので随時ご覧ください。
8月1日:いちくわさんのストームライダーグッズサンプル画像をアップ
8月10日:『密航兄妹逃走経路ノ想像』完成


参加イベント:コミックマーケット92 2日目
コミックマーケット92のご案内
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参加スペース:東地区 "ラ" ブロック 23b
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↑サークル参加二回目(コミティア含めて三回目)にして初めてのお誕生日席。どうするんだこれ!?

頒布物

新刊『密航兄妹逃走経路ノ想像』
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目次

概要:B5版コピー本20ページ

内容:コロンビアのドッグサイドステージで上演されたオーバーザウェイブはコロンビアの船内を縦横無尽に駆け巡る楽しく、そしてDSSで上演する意義に満ちていたレギュラーショーだった。このショーについてタートルトークのキューラインに飾られる断面図やデッキプランなどを参考にして歴史を元にした想像を広げてみる。
主な内容は密航兄妹の逃走経路、各場面が船内のどこを舞台にしているのか、歴史的にどんな想像ができるか…どちらかと言えば『コロンビア本タートルトーク章拡張パック』に近い内容。

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↑タートルトークのキューラインより順番に青焼き、断面図、デッキプラン。
この三枚を元に逃走経路などを想像を展開する。

既刊『合衆国汽船コロンビア号』
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キャプチャ
キャプチャ

概要:B5版オフセット本文72ページ

内容:東京ディズニーシーにたむろする船舶の中でも一番の巨体を誇るコロンビア。アメリカンウォーターフロントの象徴であり「オーシャンライナーそのものを題材にした最高のエンターテイメント」でもあるコロンビアについてオーシャンライナーとしての特徴、バックグラウンドストーリー、実在の客船からの引用、そして製作者であるイマジニアの意図など様々な視点で考察する。

↑初版のサンプル動画。

委託
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↑グッズのサンプル。ポストカードは2種類の予定だが間に合わなければこちらの絵柄を使うかもしれないとのこと。

COMPASS POINT
↑いちくわさんのタンブラー。ストームライダーのイラストや手作りのグッズなど。

ストームライダーで活動されているいちくわさん(@198cwc)の委託もあります。

概要:ポストカード、缶バッジ、ハンカチ、不織布のトートバッグ
計4種類のストームライダーグッズ。

現状
コロンビア本は再販。誤字脱字を直してページが増えない範囲であちこち追加しました。
抜本的な改訂はイマジニアにインタビューができたら、つまり56億7千万年後に出せる見込み…要はずっと先ということですね。
前回より多めに搬入しますので前回みたいにお昼ごろに売り切れることは無いはずです。さすがに再販でバカスカ出ることは無いと信じたいところですがどうなることやら。

で、問題はオーバー本。「新刊(予定)」なのはまだ完成していないからです。絶賛修羅場中。
完成しない場合はおととし頒布した『東京ディズニーシー実用的ではないガイド(仮称)ポートディスカバリー編』に振り替えるかもしれません。これまたどうなることやら…。
※8月10日
『密航兄妹逃走経路ノ想像』完成しました。コロンビア本の改版前『合衆国汽船大西洋三軸定期船コロンビア号』と同様のスタイルのコピー本となりました。

メカミリだった前回と異なり今回はアニメ(その他)で申し込み。ショーの二次創作も以前からこのジャンルで見られるので考察もここで構わないだろうと申し込んでみましたら無事配置されました。
目の前で分断されているものの今回のコミケでもディズニー島が構成。ズートピアやベイマックス、アナ雪など近年の長編の他にもファッショナブルイースターやプリンセス(Instagram告知)、我がスペースのお隣にミッキーマウスの三次創作同人誌を出しているb氏(C92告知)と賑わってますので是非いらしてください。

で、ディズニーの同人誌もすっかり定着しているのでそろそろディズニーオンリーでもこないものかと期待してます。
アニメとパークはもちろんディズニーチャンネルや実写、ゲームまで全てのディズニーを範囲にした即売会。コスプレも可能にすればハロウィンで仮装できないジャンル(キャストとかマーベルとか)の受け皿にもなってにぎわうこと間違いなし!なんてならないかなあ。
「海外にはあるらしいが日本ではどうだか」なんて言われますが実際にはプチオンリーが4つ開催済み、そもそも四半世紀前からコミケでは評論から18禁までサークルがありタブーでも何でも無いのでその点問題なし。十分行けると思うんですよねえ。
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