2014/06/10

ディズニーの同人誌は本当に危ないのか?

※2015年10月
全面的に改訂。以前の記事は追記に移動。
お手数だがソースとして掲げるリンク先を必ず一読して欲しい。どれもググればすぐ引っかかることばかりだが誰も見向きもしないからこうしてまとめたのであり、それを読まないで「ディズニーは危ない」と騒がれても反応に困る。
2016年3月更新
「コミケはディズニー同人誌の頒布を禁止している」とする風説について
コミケの同人誌及びなぜディズニーを畏怖する風潮が消えないかについては上記の記事にて。
2016年10月更新
ズートピア関連の事項や筆者のコミケ90への参加、組合の自主規制についてなど追加。
2017年5月更新
同人界隈におけるディズニー忌避風潮1:組合と印刷所の自主規制
本記事の全面改定版。なぜ忌避風潮が定着したのか?キングダムハーツ周辺で何が起きたのか?他のジャンルと比較してどうなのか?等々思いつく限り全てをまとめた。ここで挙げた事柄を省略している部分もあるので一応両方に目を通してもらえるとありがたい。


本記事の要点
・ディズニー公式がファン活動としての同人誌及び二次創作を訴えた、もしくは明確に禁止した事実は無い。
・ほとんどの企業と同じく二次創作についてのガイドラインは存在しないが、コミケへの企業参加や二次創作の取り込みなど動向を見る限り明らかに黙認寄りと見られる。
・「アナ雪ブームの盛り上がりを見て公式が取締りを緩くした」ではなく「同人業界(ここが重要。ディズニーオタなどに限った話ではない)が一丸となってデマにデマを重ね『二次創作物を著作権を侵害するものと明確に見なして法的手段を駆使して積極的な規制を公然と行なっている企業』という虚像を作り上げて勝手に怯えていた空気が変化した」が正しい。
・確かな根拠も無く憶測とデマを広め「ディズニーの同人誌は危ない」と主張して頒布を止めさせようとする手合い(通称ディズニー自警団)の言い分は聞き入れる必要性が全く無い戯言である。
・印刷所への入稿(危ないとする根拠として挙げられる日本同人誌印刷業組合の自主規制は形骸化している)、即売会における頒布(コミケが禁止した事実は存在しない)、通販サイトへの委託(とらのあな、コミックZIN、アリスブックス等)が可能ということは普通のジャンルと何も変わるところはない。
・よってディズニーの同人誌は「ファン活動としての範疇に収まる限りは」可能である。なお、もしも本記事を読んで新しく始める方がいらしたら同人活動についてご自身でお調べすることを強くおすすめする。「何をやっても許される無法地帯 」ではむろん無いからだ。
・そもそも本記事以前からディズニーの同人誌は存在しており、絶対に有り得ないとする一部の言説はまったくの間違い。
・本記事は以上について、ソースを提示しない「~だった気がする」「~と聞いた」「~なはず」ではなく確固たる根拠を持って説く。
・とは言ってもわざわざこんな長文を書かなくても一般人向けでは無断転載botが、男性向けでは「夢の国チキンレース」が、女性向けでは「ネズミーのかわいい衣装を着せてみたパロディ」がいくら世の中に溢れかえっても消されない事実から彼ら自身で「ディズニーに消される」は間違いと証明済みのはずだが。
・なお同様の自粛風潮は確かに女性向けジャンルで多いが、男性向けでもヒーローマンなどで発生しているので「男性向けジャンルで過剰な圧力による自粛はありえない」は間違いである。

前置き―矛盾に満ちた自警団

コミケなど即売会では同人誌の無いジャンルは無いほどだがネットにおいてディズニーに関しては絶対に関わってはいけないタブーとされ同人誌は存在しないことになっている。

二次創作はグレーゾーンか? 「公式への問い合わせ」の是非 - Togetterまとめ  
↑刀剣乱舞に関する学級会だが「二次創作の中で割りとよく知られているかもしれませんが、ディズニーの二次創作はご法度です」と突然ディズニーを引き合いに出している。参考として現時点より曖昧な記述である2011年版のPixiv大百科をわざわざ提示するので意図的な情報操作としか思えない。

関係ない二次創作界隈の学級会でもディズニーを明確に禁止する事例として引用するなど恐怖の大魔王そこのけの扱いだが、そこまで言うならしかるべき根拠を示しても構わないだろうに自警団を含めだれも明確なソースを提示した試しがない。それは当然だ。そもそも明確に禁止しておらず筆者を初めとして、いや筆者以前からディズニーの同人誌は存在するのだから。

花鳥風月
↑マナ-サイトの一例。「ディズニーには関わらない」と強く否定する。昔の記述だから仕方がない面もあるがコミケへの企業参加など本記事で挙げるまだ「危ない」と言えるのか、そもそも「海外だから危険」は偏見では無いのかなど疑問点は多い。なおディズニーと共に禁止する厳しい例として挙げられるハリーポッターも実際は正反対の状況であるようだ(BBC NEWS _ Entertainment _ Rowling backs Potter fan fiction)
■警告・告訴になった例 - 【実は危険な同人グッズ】~模倣品・海賊版?~
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↑警告・告訴になった事例を挙げるといいながら「初心者の炎上を防ぐため」と称して「ディズニーは落書き程度でも二次創作で配布する全てを許していない」をトップに持ってきていたマナーサイト。修正後は「ネット上のファンアートであれば問題がないと思われています」と付け加えられたがそれも憶測でしかなく妥当ではない。そこまで言い切るのならしかるべき出典をだすべきである。

実際のところ最大の障害はディズニーそのものではなく周囲の空気にある。マナーサイトなどは昔から積極的に「ディズニーは危ない」と注意喚起し二次創作界隈の改めて調べるまでもない常識・暗黙の了解として定着しており、不運にも見つかった場合は村八分の勢いで責め立てられ中止に追い込まれる。

 
ディズニーの同人誌を公開することは本当に危険なのか?
↑2015年1月に発生したベイマックスとタイバニのダブルパロディ本が自主回収を迫られた事例。タイバニジャンルの人が「ジャンルまで被害が及ぶから止めろ」と動いた模様。本件がディズニーの同人誌に関する議論の直接的な火種となった。

ディズニーの二次創作を止めさせようとする人たち―ディズニーを畏怖する風潮はなぜ消えないのか? - Togetterまとめ
↑2016年3月の事例。本件はネットWatch板と大差無い炎上屋や愚痴アカが他人を叩く棍棒としてディズニーを用いたのが実情である。

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↑ディズニー自警団の事例。18禁ばかりではなく普通の同人誌ですら「危ないから止めろ」と叩かれている。
なおここではあくまで事例として挙げたにすぎず、彼らの言動に正当性は無くそもそもかち合う可能性もかなり低いのでこれから活動しようとする方が萎縮される必要は無い。

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↑実際に動かずとも自粛を呼びかける彼らもまたディズニー自警団の一種。碌に調べもしないまま憶測とデマを散々広めた挙句「リツイートされすぎて怖くなったから」と訂正もせずに消して「ディズニーは危ないという『事実』」を再認識した空気のみ残るのが常であることを考えれば実力行使に出る層とどっこいどっこいの悪質さであろう(いやそこまで言わしめる『空気』こそ諸悪の根源か?)。ちなみに筆者は数回彼ら自警団にそのような話を広める根拠を問い合わせたが誰も根拠を示したことは無い。

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↑セックスだの性欲処理だの日常的に変態ツイートを発信する人が「極普通に作品を親しんできた人達(特に子供)の視界に入るような事があればどう責任取るつもりなのか(原文ママ)」と同人誌を危険視する事例。個人の好き嫌いならばともかくこれでは筋が通らない。2013年8月の事例でもそうだったが、全世界の人々が閲覧できるインターネット上に「ディズニーの衣装を着せてみたパロディ」やこの類のツイートを置いておきながら「同人誌が他人の目に入ったらどうする」と危惧する人が非常に多い。あなたの目の前の箱は一体何だと思っているのだ。

ディズニーに関係する同人誌を出そうとした方が自主規制を強要された事例は現在TwitterとPixivでログが残るだけでも2013年から数えて5件。ディズニー同人誌の総数に比べれば微々たるものだが彼らのジャンルはディズニーそのものだけではなくディズニーに比較的近いはずの洋画、ダブルパロディ(ある作品のキャラを別の作品のキャラに置き換えるパロディ)の相手ジャンルであるタイバニや刀剣乱舞などまで広がる。さらに同人誌に留まらずPixivの企画ですら中止に追い込まれたがこれはログが残っていないため取り上げられない。

「他のジャンルは大丈夫だがディズニーは二次創作と同人を認めないからダメだ」「ディズニーのイメージが壊される」「関わったら自分たちのジャンルが潰される」「暗黙の了解、タブーを犯している」「第三者の目に入りやすいから絶対に止めろ」と同人誌の作者に中止を迫る主張は共通しているが、彼ら自身は全国的に知名度のある少年漫画あるいはサンライズや講談社など公式が禁止を明言するジャンルの人であり、しかもネットで全世界に二次創作を発信するとなれば同人誌以上に「イメージを壊している」ように見受けられるからディズニーのみに関してことさら騒ぎ立てるのはおかしく見える。そこまでディズニーのみを危険視する理由はどこにあるのだろうか?
積極的に根拠の無い注意喚起を行い同人誌の作者に自粛を強要する彼らを筆者は架空の東方警察とデマに乗って虐殺を引き起こした関東大震災の自警団にちなんでディズニー自警団と呼び表すが、本記事では自警団の主張する「ディズニーの危険性」についてなるべく根拠を掲示しつつ最大の原因は彼ら自警団自身、それに留まらず同人業界そのものによるマッチポンプであることを示す。根拠の無い伝言ゲームを繰り返して実体の無い虚像を作り上げるのはこれっきりにして欲しいものである。


公式の見解と海外の状況
上海アリス幻樂団創作物の二次創作・使用関連ページ
↑ほぼ完全に認める事例。
著作物に関するQ&A‐カプコン
著作物転載ガイドライン‐ニトロプラス
↑非営利の条件付きで認める事例。
著作権・画像使用等について‐講談社 
ファンの皆様へ‐サンライズ
↑明確に認めない事例。

同人や二次創作に関するガイドラインを設ける企業は講談社やサンライズなど明確に禁止する企業もいくらかある。「ディズニーは禁止している」ならばガイドラインや規約でその旨を記しているはずだがウォルトディズニーカンパニー、ウォルトディズニージャパン、オリエンタルランドは一切言及無し。禁止も公認もしていない点ではほとんどの企業と変わりない。


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↑「規約」を流布した本人は訂正もせずツイート(左の非公式リツイート先がそれ)を消された模様。根拠無き伝言ゲームをますます混迷化させるいつものパターンである。

なお一時期Twitterで流れた規約(利用規約|ディズニー|Disney.jp|)は「Disneyサービス」に関するものであり、特に取り上げられる「3.お客様のコンテンツとアカウント ユーザー作成コンテンツ」はこの件にそのまま適用できるわけではない(これで『同人を禁止している』とするならば全ての企業も同様に禁止を明言していることになるはず)。
一部でささやかれる「イメージを落とさない類ならば認められる」に関しても、どう贔屓目に見てもイメージを汚している変態ウッディやプニキ、『夢の国チキンレース』系イラストがそのまま残る時点で説得力の無い俗説である。個人的に変態ウッディは面白いと思うけどね。

芳文社や小学館などの二次創作禁止(?)ガイドラインの真相について、出版社の中の人が解説してくれました。- Togetterまとめ
↑禁止事項は同人誌に関しては程度問題に集約されるとの記述。

ちなみに明確に二次創作を禁止するサンライズはガンダムやタイバニなど人気ジャンルを抱えており自警団もここで同人活動を行っているが彼ら自身は大丈夫だろうか?「ディズニーに関わったら自分たちのジャンルが潰される」と心配する前にまず自身が「潰される」はずだが。

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↑1月の騒動時に見かけたタイバニジャンル(黒)と別の方(赤)のやりとり。延々と続く「(禁止している)サンライズはお目こぼしを頂くから構わないが(明言していない)ディズニーは絶対にダメ」のやり取りはいろいろと考えさせられる。

ポケモン同人誌事件の情報ソースについて - Togetterまとめ
↑ポケモン事件のまとめ。

ラブプラスのコナミが訴えた二次創作の「著作権侵害」事例‐esu-kei_text 
そうでもなかったよ?‐今日の言わせれ
↑『ときめきメモリアルを題材にした18禁同人アニメ『どきどきイマジネーション』に関するまとめ。

「封印されたミッキーマウス」を読みました‐ReadMe!Girls!の日記・雑記 
↑コメント欄では2003年にポケモンのファンサイトを開設したところ小プロから警告のメールが来たとの証言がある。「○ケモンビジネスの破壊行為」「一週間以内にデリートしないと法的処置をとる」はなかなか強烈。

艦これ、コスプレROM販売禁止騒動から続く、同人活動についておさらい - Togetterまとめ
↑艦これの18禁コスプレROMが公式からの通告で販売中止になった事例。これをもって「艦これの同人は危ないから止めろ!」と叫ぶ人はいないのにどうしてディズニーの場合は同じような理屈がまかり通っているのだろうか?

パレードは“著作物”――東京ディズニーリゾートのパレードを収録したDVDを無断販売したグループが著作権法違反容疑で逮捕される-dpst.jp
パークショーDVDを販売していた2グループが逮捕‐舞浜狂 
↑ディズニーの著作権関連で実際に逮捕者が出た事例。他ジャンルで例えるなら「アニメ本編の違法DVDで丸儲け」なので逮捕されるのも当たり前だ。

もしも実際に訴えたならば任天堂やコナミのようにしかるべき記録が存在してもおかしくないが筆者が調べた限りディズニーがファン活動としての同人誌を訴えた事例は存在せず自警団がソースとして提示したことも無い。そう、自警団ばかりかディズニーは危ないと呟く人も「聞いたことがある」「だったはず」「と思う」ばかりで具体的な根拠を挙げたことは一度も無くあたかも「根拠を求めること自体間違っている常識」と言わんばかりの態度なのだ。



【裁判】チャップリン映画のDVD販売は著作権侵害 | 著作権・契約書作成なら藤枝法務事務所


『ローマの休日』はOKなのに『生きる』はNG、廉価DVDの東京地裁判決 - 街の灯

ミッキーマウスの前身であるオズワルドの権利が奪われた事件を同人誌を許容しない原因として引き合いに出すことが多いが、それはディズニーが著作権に厳しい理由であり本件に関する直接的な理由としてはピントがずれている。逆に言えば他の企業は「著作権に厳しくないから大丈夫」とでも言いたいのだろうか?
おそらく検索で上位に来るNaverまとめを見て知ったのだろうがせめてウォルト・ディズニーに権利保持の重要さを説いたキャラクタービジネスの先駆者チャップリンの影響を挙げて欲しいものだ。ちなみにチャップリン作品は黒澤明と共に廉価版パブリックドメインDVDの販売差止め裁判が行われているので、販売会社が事前に問い合わせても否定しなかったディズニー(安藤健二『ミッキーマウスはなぜ消されたのか』)よりよほど「著作権に厳しい」がこちらは全く話題にならない。


未来を見るディズニーCEO‐アニメ!アニメ!ビズ
 
2006年7月22日日本経済新聞朝刊における現ディズニーCEOボブ・アイガーへのインタビューは注目に値する。なぜならば「誰もがコンテンツを楽しみ自由に創造活動が出来るように、コピーや(パロディなどの)二次利用に対する制限を今より柔軟にすべきだろう」と先のTogetterまとめと同じような発言を、それも何年も前に会社のトップがしているからだ。

『ミッキーマウスを殴り倒したゲーム作者「600万円で起訴」』はディズニーを騙る詐欺でした - Togetterまとめ
↑フリーゲームの制作者自身によるまとめ。

2012年にミッキーの首をはねる描写があるフリーゲーム『ハナコ』制作者の元にゲームの制作中止と名誉毀損のかどで600万円の賠償金を請求するメールが届いたが制作者によれば「ディズニー関係者」と連絡を取ったところ本件に関してノータッチだったとのこと。ディズニーを忌避する空気を利用した恫喝、詐欺、悪質ないたずらに過ぎないがそれでも「ディズニーがフリーゲームに警告を送った」とされるのは解せない。
実際には後に挙げるようにまず内容証明が届くのでメールが来てもあたふたしないように。


ディズニーがコミケにやってきた! 「エンダーのゲーム」PRで吹き替え声優も来場‐ねとらぼ

2013年コミケに実写映画『エンダーのゲーム』の宣伝でコミケにウォルトディズニージャパンが企業参加したが「著作権ヤクザが何をのこのこと」とフリーゲームの騒動と同じく散々な評判でありアニメ作品に関する出展ではなかったからかその後思い出されることもあまり無い。しかし同人誌をまったく認めない企業ならばあり得ない行為であることは間違いない。

‘Frozen’ Director Debunks Major Disney Conspiracy Theory
「アナと雪の女王」のアナとエルサはターザンのお姉さん!?‐ねとらぼ
↑日本ではターザンに関する部分だけが注目されるが原文の趣旨は監督の発言「異なる作品を結びたければそうすればいい。それがディズニーの精神だ」にあるかと。
海外ではdeviant ArtやTumblrを見れば一目瞭然だがもちろん「ディズニーだから危ない」なんて意識は存在せず二次創作ががんがん投稿されている。近年はアナ雪のエルサと『ガーディアンズ』のジャックフロストを組み合わせた非公式カップリングの「ジャエル(英語表記はJelsa)」が人気を博し、さらにラプンツェルと『ヒックとドラゴン』のヒックも組み合わせるまで発展しており、アナ雪の共同監督も海外の二次創作界隈に対応する発言を行うほどだ。

Question of the Week - Disney Animators
ディズニーアニメーターの非公式フェイスブックで開かれるQ&Aでは「エルサとジャックは違うスタジオのキャラだけどお似合いのカップルだから公式で共演できない?」 との問いに対してビジネスの壁を理由に挙げて「『ロジャーラビット』『シュガーラッシュ』のようなカメオならばあるが本格的な共演は無理」と答えながらも冒頭でファンサイトに言及しており明らかにジャエルを知っている口調で。そりゃまあネットで全世界に発信したからには知らないはずは無いので当たり前ではあるが、無論公式ではないもののアニメーターとして言及した事実には変わらない。

「Star vs. the Forces of Evil」放送開始でファンアート特集?‐ReadMe!Girls!の日記・雑記

Act Your Age - Phineas and Ferb Wiki - Wikia
↑フィニアスとファーブ最終回"Act Your Age"(邦題:もう子供じゃいられない)
Quick mention about the PnF Panel guys! by KicsterAsh on DeviantArt
↑作者のAshley氏による解説。

deviant Artに投稿されたディズニーチャンネルのアニメ『スターバタフライ』のイラストを公式が作者に許可を取って宣伝に用いた。『フィニアスとファーブ』の本編でキャラクターデザインに二次創作を取り入れるなどハードルが一段と低い傾向はあるがそれでもPixivでイラストコンテストを開催するようなものでありこれでもまだ「ディズニーに見つかったら消される」は正しいと主張できるだろうか?

ales from the Haunted Mansion-DoomBuggies
マダム・レオタって何者?―ホーンテッドマンション研究 _ ディズニーランド攻略.com
↑DoomBuggiesによる非公式ストーリーの解説とその紹介記事。

二次創作の取り込みといえばディズニーランドの人気アトラクションホーンテッドマンションも同様に行っている。 有名な「バックグラウンドストーリー」が上記で語られるようにキャストの創作であり非公式だとは逆に知られているが、実のところ館内のゴーストもマダムレオタとピックウィック以外名前すら持たず(ジェイソン・サーレル『メイキングオブホーンテッドマンション』によればアトラクション建設時の資料で正式名称を確認できるのはこの二人のみ)、現在様々な呼び名があるのはファンの間で作られたストーリーが逆輸入された結果である。


 

↑2014年の百合オンリーでアナ雪が一大勢力を誇ったとの証言。
冰雪奇緣 - 同人誌搜尋 - 台灣同人誌中心
↑台湾の通販サイト『台湾同人中心』ではアナ雪の同人誌が約30件検索結果としてひっかかる。
RDJism (Movies Carnival 3 Poster 21_06_15 Western Movies...)
↑Movies Carnival 3のポスター。左上にベイマックスとヒロ、右下にエルサとジャックが描かれている。



↑洋画オンリー“Movies Carnival 3”の配置表。6段目に注目。

アメリカ以外の国を見ると、日本に近い台湾ではディズニーの同人誌が盛んにやりとりされタイで開かれた洋画オンリー “Movies Carnival 3”ではベイマックスとアナ雪が結構スペースを取っているのを確認できる。正確な当地の空気はわからないが少なくともディズニーの同人誌を出したからとって自警団が攻め寄せてくる風潮では無さそうだ。




BrianKesinger (Brian Kesinger) - DeviantArt
↑スチームパンク方面で有名なディズニーのアーティストBrian Kesinger氏のDviant Art。ベイマックスのイラストやエルサのコラなどが見られる。本国ディズニーギャラリーの企画展メカニカルキングダムでは彼のイラストが販売される。

Comic Con Commissions! ‐Art of Victoria Ying
↑ディズニーのアーティスト、ヴィクトリア・インVictoria Yingによる2012年commissionの告知。
「ネット上の二次創作なら見逃されるが金銭が絡むと容赦しない」との声もディズニーのアーティストがコミコンComic Conなどのイベントでcommissionと呼ばれる有料のリクエストを実施している事実から反論できる。日本で例えるならアニメーターが自身の参加作品の同人誌を出すような物であろう。


My Junk Drawer
↑Amy Mebberson氏のタンブラー。見かけた方も多いだろう。
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PREVIEWSworld - DISNEY PRINCESS #1
↑Disney Comicsから出版予定の"DISNEY PRINCESS COMIC"。ネットで展開中の" Pocket Princesses"シリーズをまとめたもの。
さらに上記のように積極的に二次創作の公式への取り込みすら行っているということはつまりコミケへの企業参加と併せて「ディズニーが角川みたいなことをやってる!」とも言えるわけで、公式が二次創作に対してどのようなスタンスであるか一目瞭然である。












そしてズートピアのリッチ・ムーア、バイロン・ハワード両監督が普通のイラストから擬人化、カップリングまでガンガン紹介する様子を見れば「公式にバレたら危ない止めろ消される」いかに馬鹿げているか、すぐにわかるはずだ。









↑「この二人のカップリング("ship")が人気だけど何か名前ありません?」「うーん、ラリーかな?"ゲイリー&ラリー"の語感が好きなんだ。どう思う?」「ラリー!それでいこう!」
ファンと監督たちのモブの名前に関するやりとり。ここまでくると逆に海外の方がゆるく見える。



↑ディズニー公式アカウントによるQ&Aでファンアートについての質問に答える監督たち。ファンアート大歓迎と明言して絵を送られるとコメントを返している様子からは「ファンアートでも訴えられる」ことは絶対にありえないと言える。

「前例」
ディズニーが訴えた前例としてよく取り上げられる「アメリカで実際に訴えられた同人誌」と「小学校のプールに描いた絵」の二件は確かに事実だが調べてみると単純に二次創作・同人誌の事例としては扱えないことがわかる。

Disney vs the Air Pirates 
【閲覧注意】ミッキーマウスのエロ同人誌! ダン・オニール『エアー・パイレーツ・ファニーズ』について - Togetterまとめ 
ディズニーに訴えられた男‐ReadMe!Girls!の日記・雑記

1971年に出版されたダン・オニールのエアパイレーツは「アメリカで実際に訴えられた同人誌」としてたびたび話題にあがるが、カウンターカルチャー全盛期に初めから訴訟を目的とした挑発行為であり現代のファン活動としての同人誌に関する事例として持ち出すには不適当である。むしろここまでされて訴訟しない企業はあるのだろうか?

安藤健二『ミッキーマウスはなぜ消されたか---核兵器からタイタニックまで封印された10のエピソード』河出書房新社
★プールのミッキーが消された真相を調べてみました♪ カモさんの立体写真so-net館
プール絵読売新聞朝刊
↑ネットで普通出回る記事(1987年7月10日産経新聞(東京版)夕刊)ではなく1987年3月13日読売新聞(滋賀版)朝刊より。地方版とはいえ全国紙に掲載されたことからのちの騒ぎに発展したと考えられ、実のところアフィブログのマッチポンプと大差ない。

1987年滋賀県の小学校のプールに描かれた絵が消された事件は事例として特に有名だろう。公共の施設に無許可で描かれた絵、特に恒常的に残ること地方版とはいえ全国紙に掲載されたことがディズニー側も無視できなかったと受け取るのが妥当だが、当時メディアが「高圧的なディズニーと哀れな小学校」の構図で煽ったことから海外は厳しいとの偏見が定着したと共に「子供の絵でも消される」俗説の大元になったと考えられる。
なぜここまで一見厳しい態度を取ったのか。東京ディズニーランド開園の1983年前後に雨後の筍のように出現した海賊版を一掃するべく努力していたからだが、ネットではまったく見かけないので東京ディズニーランド開園をディズニー側から書いた『TDL大成功の真相』から当時の様子を引用する。

開園の頃から、早速深刻な問題に見舞われる。当時はまだディズニーランドの傍まで電車が乗り入れておらず、地下鉄東西線が唯一の公共交通だった。その地下鉄の浦安駅からTDLへつながるバスターミナルまで、そしてTDLの駐車場の周辺にかけて縁日の出店のような簡易商店がにょきにょきと現れてはまがい物のミッキーマウスやTシャツなどの販売を始めたのである。 TDL側は浦安警察署に取締りを要請したがなかなか埒が明かない。(中略)しかしディズニー側は後には退かなかった。彼らは法を破っているんだ。それを取り締まらないでいられようかと言う立場を貫き施設の部隊を編成、違法者の一掃に踏み切った。
彼らの車のナンバープレートを控えそこから名前を割り出し彼らがそうした品物を仕入れるために使用している請求書とか納品書といった書類を収集した。そしてこれらの証拠を元に製造元を割り出し弁護士を通してこれ以上このような行為を続けると著作権侵害の罪で訴訟を起こす旨通告し、なんとか彼らを根絶やしにしたのである。
その後も常に調査員が町に出て、似たようなケースが起きた場合にはそれらの商品を購入し写真を撮り追跡した。我々は断固とした処置をとるということを相手にわからせなければならないのだ。(中略)
その他、例えばミッキーマウスのマークをデザインした喫茶店などへも出向きオーナーにあなたのやっていることは違法ですよと説明する作業等も根気よく続けられた。     ダグラス・リップ『TDL大成功の真相』NTT出版



以上見るように日本がまだパクリ大国の面影を残していた時代における「原著作物の収益性に影響する」営利活動の摘発事例が「ディズニーに消される」とする俗説の元ネタであり小学校もその余波をかぶった事例なので、これら二件を「ディズニーは実際に同人や二次創作を潰したから危ない」とする直接的な根拠として用いることはできない。



二次創作

2015年秋イベントのアトモス『ヴィランズ・ハロウィーン・パーティー』に出てくるヴィランズの手下は学級会を誘発させるほど二次創作界隈にウケがよいがディズニーが二次創作界隈で盛り上がりを見せるのは今に始まった話ではないので二次創作に関する流れもまとめる。 
もちろん2000年代からディズニーの二次創作を取り扱うホームページは存在したが後に述べるキングダムハーツの自主規制の余波でホームページも伏字や鍵で対応するのが標準の空気になっていた。ところが当時から鍵をかけないサイトは存在しながらもディズニー公式がそういったファンサイトを消したということはない。
対象も映画作品が主であり東京ディズニーリゾートの人間キャラやダンサーはおまけ程度の扱いだったがイラスト投稿SNS 、Pxivの台頭により状況が変化した。

pixivではディズニー系のファンアートは不可―カートゥーン好きのタワゴト
その他いろいろ, ◎削除報告メール
↑イラストを削除された作者による記述。問い合わせに対するPixiv事務局からの返答は「ディズニーに関する作品は基本的にすべて削除しております」とかなり強い調子。

 
↑2008年に投稿されたディズニーイラストの一例。単なる模写だが『夢の国チキンレース参加者』『作者は命知らず』タグが追加されている。

現在Pixivでは盛んにディズニーのイラストが投稿されているが開設された2007年から数年間ミッキーマウスなど知名度のあるキャラクターイラストを削除していた。もしも本当に「子供が描いた絵でも消される」ならば何万件も投稿されるなら海外のdeviant Artが真っ先に消滅するはずなので明らかに過剰な自主規制だったが、ディズニーをホームページ同様に忌避する空気が醸し出されサウスパークやディズマランドなどのノリでネタにする『夢の国チキンレース参加者』『作者は命知らず』タグがそのような要素がまったく無いまじめなイラストにも追加されていった。



TDL Halloween _ maruco illust gallery
↑トップ3にランクインしたリ・ヴィランズのイラスト。当時保存したファイルの作成日時は2009年9月29日
この風潮もホームページ文化の衰退とともにだいぶ収まってきた2009年の秋パレード『リ・ヴィランズ』が雪解けの一つの契機になったと筆者は考えている。パレードの装飾だったダンサーは年月を下るに連れキャラクター性を持つようになったがこのパレードでは特にその傾向が強く、規模は違えど現在の手下と同じように人気を博したのである。そしてランカーが描いたイラストがランキングのトップ3にランクインしたことがディズニー、特に東京ディズニーリゾートがディズニー以外の二次創作界隈に注目され始め忌避を解くきっかけの一つになった。


【うさミミ帽子が可愛い 】エンドバニー特集 - pixiv Spotlight  
↑Pixivのエンドバニー特集。ちなみにダンサーの名前は一部を除き公式で定められておらず大抵は愛称である。

続いてリ・ヴィランズ以上の盛り上がりを見せたのは2010年春パレード『イースターワンダーランド』のダンサー「エンドバニー」だ。ウサ耳、ニーソ、絶対領域とこれでもかと要素をぶち込んだ衣装にディズニージャンル以外の反応は激しくディズニーのイラストを削除していたPixivが近年特集するほどまで盛り上がっている。

【ラブライブ攻略法】SR-園田海未(そのだうみ)(動物編)[幸運の白うさぎ]《クール》ステータス詳細
↑ラブライブの園田海末[幸運の白うさぎ]は明らかにエンドバニーの色違い。

これ…………しょこたん……衣装………エ……エンバニ……エンバニ……‐Twitpic@persona887
↑中川翔子のライブ『10元突破!超野音祭』の衣装も同様。参考にしたと握手会で認めたとの証言 (https://twitter.com/shipeeei/status/252347734772809728)もあるがこれがどこまで本当かは確かではない。



聖地巡礼:映画Yes!プリキュア5 鏡のミラクル大冒険 第1回
TIGER & BUNNY 監督のさとうけいいち氏のタイバニネタまとめ - Togetterまとめ
名状しがたい日記のようなもの やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 9話 「東京ディズニーランド」 舞台探訪(聖地巡礼)
ラブライブ聖地?巡り ディズニーシー編 - CHAPPY
↑他にもセリフだけなら『ジョジョの奇妙な冒険』(オレはディスニー・キャラが見てえのによォ~。ミッキーどこだ?)や『よつばと!!』(ディズニーランドか!)も全てアウトということになる。
余談だが、「漫画の背景にシンデレラ城を無断で書いたら法外な請求が来たor編集者からストップがかかった」のような「ディズニーは許諾を得ない商業パロディを許さない」とする話を本件に持ち込む人は多々いるが、許諾を得たならばクレジットに協力なり何なりあるはずなのにディズニーをパロディした近年の作品を確認してもそれらしき記述は見つからずそれこそ「危ない」ように見受けられる。そもそもそれをいったらサウスパークを筆頭にやりたい放題している本国の作品は何だと言うのか?

閑話休題、エンドバニーがリ・ヴィランズと違うのはディズニー以外の各所でパロディを見かける点だ。これらの広がりようを見ればどれほどエンドバニーが影響を及ぼしたか一目瞭然である。
これらのパレードは二次創作界隈に興味を抱かせることにより忌避の空気を解いた下地を作り上げたきっかけの一つだ。
一部では「以前ディズニーは厳しかったがアナ雪のブームを見て規制をゆるくした」とされるが、これらパレードや2011年『塔の上のラプンツェル』2013年公開『シュガーラッシュ』などの映画も公開時にはアナ雪までとは言わないがそれなりに盛り上がっていたので単純にディズニーに興味の無い層まで認知が広まっただけであろう。人は興味がない分野は知らないだけだからしょうがないが、だったらなぜ偉そうに通ぶる前に目の前の箱で調べないのだろうか。



隔月刊・枢やな‐Devils 6th Day
 
↑『黒執事』の作者、枢やな氏によるスプーキーヴィルのミッキーと執事ダンサーの衣装を着せてみたパロディ。ダンサーは特にこの種のパロディが多い。キャストの場合9割方このパロディと思ってよい。

Pixivにおける雪解けが始まったころから二次創作界隈で見られるダンサーやディズニーキャラクターの衣装を他のジャンルのキャラクターに着せるダブルパロディの一種「衣装を着せてみた」も盛んでありディズニージャンル以外からの視点として重要だ。
しかしながら正直描くくらい好きならばそのものを描いてくれてもいいだろうし、いままで散々ディズニーを悪党呼ばわりしつつこのパロディを描きながら「ディズニーは危ない」との認識を抱くなど矛盾が多々見られるなどいささか都合が良すぎるように思えてどうも良い印象を持ちにくい。個人的な感想だが…。

【名悪役がここに集結!】ヴィランズ特集 | pixiv Spotlight 
上記のエンドバニー特集はまだダンサーとして言い逃れできるかもしれないが2015年10月31日公開のヴィランズ特集は明確にディズニーそのものであり、削除していたpixivですらとうとうここまで態度を改めた事実とともに手下ブームの盛り上がりようが一目瞭然である。

ともかくこの流れが「二次創作は大丈夫だが同人はダメだ」と認識される根拠となったが、その二次創作でも昔は伏せ字を使うなど忌避されていたはずなので正当性も無い「暗黙の了解」なんてしょせんこんなものである。


同人誌

著作権について組合の意見 - 日本同人誌印刷業組合
著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第5回)議事録‐文化庁
↑故米澤嘉博氏によるキングダムハーツが出た途端ディズニーは著作管理に厳しいぞという意見が流れてファイナルファンタジーの同人誌が激減した流れから著作権の萎縮効果についての懸念。

金銭のやりとりが発生することから営利と非営利の境界が曖昧ながら一般的に同人誌は非営利の範疇に収まると判断されグレー状態だが、ディズニーに関してはキングダムハーツの発売時に日本同人誌印刷業組合が自主規制を敷いたため二次創作界隈において腫れ物扱いされる直接の要因になった。いくら自主規制とはいえ情報も少ない当時に企業として不安に駆られるのはわからなくもないが、現在でもディズニーが禁止する証拠としてこれを挙げる人もいるので強調するとあくまでも推測に頼った印刷所の自主規制なのでディズニー「が」厳しい根拠ではない。第一組合に入っていない印刷所ならば可能な上コピー本ならばいくらでも刷る事ができるではないか。



しかしこの自主規制が現在でも効力を保っているとは言い難い。上記のツイートのようにPICOがベイマックスの同人誌をサンプルとして用いており、組合加入の印刷所の半分近くがジャエルプチオンリーを支援、さらに筆者が『合衆国汽船コロンビア号』を入稿した際に確認したところ「18禁関係の修正で差し戻すかもしれないがディズニーだろうがどのジャンルでも変わらない」との返答を頂いている。つまりディズニーの同人誌でも大手印刷所は受け付けるわけで、サンライズのガイドラインと同じく形骸化したと見てよいだろう。よってディズニーは危ないとする根拠としては使えない。

ディズニー作品の同人誌即売会が普通に行われて無事に終了していた件とディズニー作品頒布禁止情報の発生源について‐今日も得る物なしZ
↑ウォルトディズニーカンパニー 項目に存在した文言「日本最大の同人誌即売会であるコミックマーケットですらディズニー作品の頒布全面禁止措置を執っているほどである」などWikipediaの記述に関するまとめ。

「コミケではキングダムハーツの同人誌を頒布できない」という話は事実なのか‐今日も得る物なしZ
↑コミケC79の「スタッフからの一言コーナー」ではキングダムハーツのカップリング名に関する注意書きが存在する。

印刷所が受け付けない事実から国内最大の即売会コミックマーケットがディズニー作品の頒布を禁止しているとも言われるが、筆者がコミケで見かけた評論や映画の18禁(C83シュガーラッシュ)はどれもサークルカットにその旨記してあり筆者もC88に委託で見本誌を提出した際特定のジャンルを禁止することは無いと確認を取ったので完全に間違いである。そもそも2011年夏コミC80のカタログにディズニーサークルは二つ(三人の騎士擬人化(パンホセ本とのこと)及びグーフィー)掲載されているので言うまでもないが、さらに近年の動向を見ると2014年夏コミC86では1サークルのみだったが2014年冬コミC87で数サークル、2015年夏コミC88ではベイマックスを中心に12サークルが参加し徐々に島を形成する動きにある。


ディズニー同人について調べてみた‐また皆が笑ってる

こちらの筆者によれば同人イベントを開催する企業へ問い合わせたところ、「ディズニーだからダメ」は作品差別に値するので参加は可能だがジャンル柄やっていはいけないという雰囲気が出来上がっているので大々的にやったら叩かれるリスクはあるとのこと。「どの作品も同じでファン活動の範囲内で楽しむのが同人の大前提なので誰も止める権限はございません」

COMIC CITY 東京136 ジャンル別サークル集計‐あのアレどこ
↑シティの集計。

COMIC CITY SPARK 10 ジャンル別サークル集計‐あのアレどこ
↑スパークの集計。両方とも女性向け即売会でありベイマックスジャンルもかなりをBLが占める。

テンプレ1
↑筆者はコミティア112に評論でサークル参加。ここまで堂々とディズニーと記したがそれでもはねられなかった。


合衆国汽船大西洋三軸定期船コロンビア号 | 寝古鉢鉄工所

なお筆者もコミティア112で出した『合衆国汽船コロンビア号』をBOOTHで通販中だが、これは宣伝ではなく煽り文句「そんなに言うなら自分で出してみればいいじゃないか」への返答なのでお間違えの無いよう。
コミケ以外の即売会では2015年6月28日COMIC CITY 東京136でベイマックスが18サークル、同年10月28日COMIC CITY SPARK 10に42サークル参加とアナ雪以上の盛況。 おそらくアナ雪ブームと1月の騒動がきっかけで俗説が完全に否定された結果…かと思いきやいまだに学級会が勃発しているから同人情勢ハ複雑怪奇ナリ。

即売会に参加できるならば同人ショップへの委託も同様に可能だ。とらのあな、アリスブックス、COMICZIN、BOOTHで確認済みであり特に とらのあなで委託される本は2009年に登録された点に注目したい。

フリューゲル家のTea Partyもしくは芋煮会
↑ファイアボールオンリーのInternet Archive。「昨年より、事有るごとに書店の営業の方や他の主催仲間には『ファイアボール』の本をイベントをと話をしておりましたが、なかなか相手にしてもらえませんでした。だが、イベントやります。だって、読みたいですから、あの2人の色んなお話を」

2009年9月22日に開催されたファイアボールの即売会『フリューゲル家のTea Party』。ここまで長々と論じてきたが、参加は4サークルと小規模ながられっきとしたディズニー作品のオンリーがすでに存在するのだ。今より風潮が強かった当時の反応を知りたいところ。




ジャエルプチオンリー『Frost×Frozen×Fantasy』告知サイト

そして2016年05月3日SUPER COMIC CITY25 day1においてファイアボール以来実に7年ぶりとなるディズニー関連のオンリーであるジャエルプチオンリー『Frost×Frozen×Fantasy』が開催予定である。
イベント内のプチオンリーではあるがれっきとしたディズニーキャラクターを題材にするオンリーであることともう一つ、大手を含め20社以上の印刷所が協賛している点も見逃せない。
ディズニーの同人誌における最大の壁である印刷所もスパーク等即売会においてベイマックスが盛り上がったからか多数協賛していることは、周囲を理由に危ないと叫ぶ自警団のみが障壁として残っているにすぎない現実をよく表しているといえよう。

2015年冬開催のコミケ89ではベイマックスを主に手下やジャエル、筆者が知る限り初めてサークルカットを見かけた舞浜の二次創作(てっきり遊園地の二次創作として評論に配置されるとばかり思っていたがディズニー映画と同じくアニメその他に配置されたとか)など賑わいを見せた。そろそろコミケのディズニー島も定着したと思いきや一大ブームを巻き起こした手下の同人誌やコスプレを危険視する人も若干いるようだが、以前から同人誌はもちろんコスプレもキャストやエンドバニー、話題になった今夏の本格的なファンカストなどいくらでもいらっしゃるので今更なにを心配する必要があるというのだろうか。それに流行で初めて気づいただけという単純な話なのでまずはお調べすることをオススメする。



結論








↑ディズニーではないが「本物と同じ体裁で」「店頭で本物の隣に置いて売られた」とある意味極端だが実際に公式からお叱りを受けた事例。ここまで完璧ならばそりゃ当たり前だがほどほどでやっている分にはまず無い。

ディズニーが公式としてのガイドラインを出さない限りは「禁止していない、すなわち公認されているから何をやっても大丈夫」なんて極論を主張つもりは毛等無いしアイガー発言以前同人誌がどのような扱いだったかは確かでは無いなど手落ち感もある。それに黙認ではなく単に訴えないだけかもしれない。しかし2015年現在公式が動いた事実は無くむしろ周囲が盛んに自粛していた事例ばかりであり即売会における頒布、書店への委託、印刷所は自主規制する場所以外可能と実証済み、そしてコミケ参加を筆頭に公式が他企業とおなじく黙認状態と推測できる材料がここまで揃っていれば他ジャンルと同じ程度に活動する限り自警団の主張する「ディズニーの危険性」は存在せず彼らの口癖「ディズニー『だから』危ない」は完全にデマと断定できる。よって「ディズニーの同人は危ない」ではなく「ディズニーの同人は自警団が中止を迫るから危ない」が正しく、しかも彼らの言動に正当性は無いので気にかけることもないたわ言である。
公式が止めろとお達しを出すならば従うべきであるし、好き嫌いならば個人の自由なので同人誌に対する感情を無理に押し殺す必要も無い。しかし同性愛だろうがダブルパロディであろうがどんな内容であれどもゾーニングを守るなどファン活動としての節度を保つ限りは存在そのものを同調圧力で叩き潰すなんて決して許されるべきではない。
そして本記事では自警団ばかりを強調したが全てを自警団に罪をおっかぶせれば済む話ではない。自警団は今まで同人業界全体が散々ディズニーを腫れ物扱いしてきた結果に過ぎないのでこの空気が変化しなければこれからも続くだろう。
結局は一人ひとりの意識の問題なので各自が古びた俗説を信じ込んだり公式の代弁者気取りでありもしない「お上の規制」を錦の御旗に掲げ思考停止した状態で叩くのは止めようね。

以下は改訂前の内容





































以下は改訂前の内容なので注意




一般的に「ディズニーの同人誌は危ない」と認識されいるがこの通説に異論を唱えてみる。
ただし自分はほぼROM野郎なので同人活動についての知識はあまり無い。よって同人誌の著作権問題は手にあまる大仕事なので触れない上あくまでも身勝手な、しかしできる限り根拠となるソースを足がかりにした推定であることを念頭において欲しい。

※2015年6月以降追記していますので最後までお読み下さい

1,事例
知っている限り挙げてみるが一応具体的な名前は避ける。具体名を挙げない以上ソースとして使えるかは微妙だがそれはまあこんなのもあるよということで。ちなみにコミケで出した方いわく「準備会は何も言ってこないが一部の印刷所が嫌がる」とのこと。
・舞浜…スピーカーの位置やブラヴィッシーモについての解説。よくぞここまでまとめられたと感動するレベル。
・キャストコスチューム、特にホーンテッドマンション…とらのあなでも委託されていた模様。
・オンリー…伝聞だが台湾の百合オンリーで『アナと雪の女王』が一大ジャンルを築き上げたという。
 

・シュガーラッシュ18禁…C83でカットを見かける。現物は見てないが後ほどHPを覗いてみたらどうやら無事出されたとか。
・ネット上の二次創作…Pixivではまじめなイラストでも『夢の国チキンレース』だの『作者は命知らず』だのお決まりのタグがついていたが、ランカーによるハロウィンパレード『リ・ヴィランズ』のダンサーイラストがランキングに入ったことがきっかけの一つだと考える。それに『イースター・ワンダーランド』のエンドバニーなんて同人どころかラブライブなど商業でもオマージュ?が溢れかえっているではないか。『黒執事』の作者などプロも描いているのでこちらでは危険性の認識はだいぶ薄まったと思われる。ただ普段ネズミーだなんだと罵っておきながら「可愛いから何々に着せてみました~」は舞浜が二次創作の衣装ダンス扱いされているようで好きになれないがそれはまた別の話。

一方計画されながら断念した事例は少なくとも以下の二つ
・モンスターズユニバーシティ擬人化18禁・・・2013年8月夏コミ。同じディズニージャンルからも「危ないから止めろ」と責め立てられていたがまさにデマに踊らされて関東大震災で朝鮮人虐殺を引き起こした自警団そのもの。架空の存在である東方警察なんて目じゃないぞディズニー自警団は。
・Pixivの企画…テーマランド・ポートの住人を創り動かす企画。実現すれば素晴らしかったのだが毎度お馴染みの決まり文句「出銭はアブナイーPixivがツブサレルー」と責め立てられたようで消されてしまった。それで危ないのならpixivどころかdeviantARTなんてとっくに吹き飛んでいるわ!

…といったところか。なぜ「厳しい、禁止されている、消される」と言われるのか、その理由を考えてみよう。

2,「ディズニーは同人誌に厳しい」都市伝説形成のきっかけ?
ネットにおいては「三つ円を描いただけで訴えられる」「卒業製作を消す無慈悲な悪徳企業」とこれはもう大企業特有の有名税と言えなくも無いが、なぜディズニーだけが腫れ物的な扱いを受けているのだろうか。確かにディズニーはイメージの保持に対して大変厳しいがそれにしても過剰すぎる。ReadMe!Girls!の日記・雑記では実際にディズニーに訴えられたダン・オニールの”Air Pirates”を挙げているが、1970年代の出来事を情報化社会でもない時期に知ることはできたのだろうか。
もう一つ根拠として語られている小学生の卒業制作を消した『事件』が大元と思われる。この件についてはカモさんの立体写真so-net館で詳細がまとめられているが、当時浦安駅周辺の海賊版つぶしにやっきになっていたとする記述がダグラス・リップ『TDL大成功の秘密』にある
これは一見巷に氾濫するビジネス本のようだがその実当時本国側にいた人間がディズニーを退社後に書いた書籍であり、電通視点の『エンタメの夜明け』と並びオリエンタルランド史観に染まっていない貴重な和書なのだ。もちろん本国側からのバイアスはかかっているがスタンスの自由さは弁当を持ち込めない理由を「単純明快なビジネス上の発想による。すなわちゲストが園内のレストランを利用して食事をすると利潤が上がるからに他ならない」と書けることからも察せられるが、ともかくここに当時の対応に関する記述があるので以下少々長いが引用する。

開園の頃から、早速深刻な問題に見舞われる。当時はまだディズニーランドの傍まで電車が乗り入れておらず、地下鉄東西線が唯一の公共交通だった。その地下鉄の浦安駅からTDLへつながるバスターミナルまで、そしてTDLの駐車場の周辺にかけて縁日の出店のような簡易商店がにょきにょきと現れてはまがい物のミッキーマウスやTシャツなどの販売を始めたのである。 TDL側は浦安警察署に取締りを要請したがなかなか埒が明かない。(中略)しかしディズニー側は後には退かなかった。彼らは法を破っているんだ。それを取り締まらないでいられようかと言う立場を貫き施設の部隊を編成、違法者の一掃に踏み切った。
彼らの車のナンバープレートを控えそこから名前を割り出し彼らがそうした品物を仕入れるために使用している請求書とか納品書といった書類を収集した。そしてこれらの証拠を元に製造元を割り出し弁護士を通してこれ以上このような行為を続けると著作権侵害の罪で訴訟を起こす旨通告し、なんとか彼らを根絶やしにしたのである。
その後も常に調査員が町に出て、似たようなケースが起きた場合にはそれらの商品を購入し写真を撮り追跡した。我々は断固とした処置をとるということを相手にわからせなければならないのだ。(中略)
その他、例えばミッキーマウスのマークをデザインした喫茶店などへも出向きオーナーにあなたのやっていることは違法ですよと説明する作業等も根気よく続けられた。


以上が当時の取締りの様子である。なにしろ「日本人は著作権についての概念を基本的に持ち合わせていない」とまで書かれているのだ。現在中国韓国がパクリ大国と言われているがつまり昔の日本も同程度だったというわけ (だからむやみやたらと責め立てる気にあまりなれない。ちなみに奈良ドリームランドは事情が違うと考えているが何の証拠も無いので置いておく)ディズニー側も基準が厳しいこと以上に著作権意識が低かったから取り締まられた側面を忘れてはいけないだろう。卒業制作の件は1987年、開園5年目になる。以上のようにピリピリしていた時期に無許可の行為が大々的に報道されたら動かざるを得ないはずだ。 
それにいくら厳しいと言ってもちゃんとした手続きを経れば使用できることは別の学校で認められた事例が事件についてのまとめでも記されているが雑誌も同様である。よくある攻略本に写真が無いのは講談社以外イメージを使えないからではなく単に面倒な手続きをさけるためだからだ。現に学研から写真を存分に掲載したOLC公認の本がでているからこれは正しくない。これについても『TDL大成功の真相』は書いているが省略する。他にもこの書籍は非常に面白いのでぜひともおすすめする。

これらの国内の事例が同人誌のイメージにより直接的に影響があったと思うがどうだろうか。つまりまとめると以上の経緯と卒業制作・Air Piratesの件および後の任天堂事件などと悪魔合体して「ディズニーの同人誌は危ない」というイメージが出来上がりやりすぎなほどまでの自主規制が出来上がったのではと思う。無論冒頭で述べた通り何の根拠も無い推論だが、ともかく個人的には一般的なファン活動としての二次創作は他ジャンルと同じく黙認状態だと確信している。
じゃあなぜディズニーの二次創作を即売会で見かけないのかと言えば同調圧力を理由に挙げざるを得ない。二次創作と言う点では他のジャンルと変わらないのにディズニーだけがまるで腫れ物扱いなのはいくら上記の方針があるからといっても理解ができないのだ。おまけに出そうとする人を見つけ出すとやめるまで叩くのは以上としか言えない。というかお決まりの文句にはもう飽き飽きしているわけで……

※2015年6月追記
公開してから1年経ち新たな自警団事案も発生したのでもろもろを追加。学級会になるたびいちいちツイッターに書くのも面倒くさいのでこちらに雑感などを付け加えていく。

「公認されているから何をやってもいい」ではなく「他ジャンルと同じくグレーではないか」が趣旨。「18禁でもゾーニングを守らない」「脱税するほど儲ける」など極端な領域ならば話は別だが節度を保つ限りは他人が止めさせることなんてできないかと。


多くの方が参考にされているようだがこの記事単体では頼りないので他の記事もおすすめする。正確には「この記事の本文そのものより根拠として挙げるソースを参考にして欲しい」か。
ディズニーの同人誌を公開することは本当に危険なのか? - Togetterまとめ
「コミケではキングダムハーツの同人誌を頒布できない」という話は事実なのか
オタクの同調圧力と異常なまでのディズニー畏怖
ディズニー作品の同人誌即売会が普通に行われて無事に終了していた件とディズニー作品頒布禁止情報の発生源について
以上は1月にタイガー&バニーとベイマックスのダブルパロディを出そうとして自警団に止められた一件 ちなみにタイバニのサンライズはディズニーと違い同人活動の禁止を明言しているが(ファンの皆様へ(サンライズ公式HP))、タイバニファンからは「サンライズにはお目こぼしいただいているから大丈夫だがディズニーは絶対だめ」とのこと。同人情勢ハ複雑怪奇ナリ。

2013年8月とpixivの件、2015年1月のダブルパロディ以外にも2014年9月のシュガーラッシュダブルパロディと2015年1月でも直接自警団が殴り込んできた事例がある。Twitterのログに残っているが、やはりディズニーそのものより周囲が恐ろしいということか。

TPP関連で「日本の誇る二次創作文化が潰される!ディズニーの圧力だ!」と叫ぶ人は多いがジャエルを始めアメリカでも盛んなことなんて目の前の箱で少し調べればわかることでしょうに…


【閲覧注意】ミッキーマウスのエロ同人誌! ダン・オニール『エアー・パイレーツ・ファニーズ』について - Togetterまとめ

Air Pirates事件をディズニーが厳しい証拠としてたびたび挙げられるがカウンターカルチャー全盛期の「反抗のための反抗」でありファン活動の同人誌と一くくりにはできないかと。だいたい本社に送られたら誰だって反応せざるを得ないだろうに。

一般的にこの話題では他ジャンルの人に留まらずディズニーの二次創作をするですら18禁やBL百合などゾーニングが必要な類を槍玉に上げるがPixivで普通のファンアートが消された事例( カートゥーン好きのタワゴト : pixivではディズニー系のファンアートは不可)から察するに、もしも18禁その他が規制されたらあなたたちの活動も制限されることは必至ではないだろうか?「イメージを壊す」との苦言もあるが、限られた紙媒体の18禁よりネットで簡単に見られるあなたたちのイラストや想像のほうがよほど崩していると見受けられるが・・・・・・。まあ、まじめなファンアートですら「夢の国チキンレース」と罵られていたあの頃に戻りたいのならばどうぞ。

【うさミミ帽子が可愛い♡】エンドバニー特集 | pixiv Spotlight
ディズニーのイラストを削除していたPixivがついにディズニーを取り上げたのだから大した物である。
ただ「可愛いから着せてみました~」が入っているのには閉口させられるが。

「公式から隠れなければいけない」との発言もあるが、以下の証拠からそのような段階はすでに脱しており公式がまったく知らないということは考えにくい。もちろん公認なんて極論ではなく先に述べた黙認程度ではなかろうか。
ディズニーがコミケにやってきた! 「エンダーのゲーム」PRで吹き替え声優も来場
2013年夏コミにディズニーが参加するニュース。このときも「著作権ヤクザが何を今更」とさんざんな扱いだったと記憶する。
未来を見るディズニーCEO
ボブ・アイガーの2006年7月22日日本経済新聞朝刊におけるインタビュー。
「誰もがコンテンツを楽しみ自由に創造活動が出来るように、コピーや(パロディなどの)二次利用に対する制限を今より柔軟にすべきだろう」

キングダムハーツ3の発表で「ソラはディズニーの版権で危ない!」と出回っているが上のはてなブログでも述べられているようにそれ印刷所の自主規制なので・・・・・・

テンプレ1
2015年5月5日のコミティア112にサークル寝古鉢鉄工所で参加、現在BOOTHにて通販中。ここまで堂々とディズニーの名を掲載しても当選してBOOTHでもはねられていないのだから「全ての即売会でディズニー同人誌は拒否される」とは言い切れないはず。
しかし要はほかと同じく訴訟しても何ら搾り取れる見込みが無いから見逃されているとも言う。印刷代ですらペイしてないよ・・・
これを宣伝とみなす人もいるようだが、あなた達自警団の煽り文句「だったら自分で出せ」を実行した証拠に過ぎないのでお間違いのないよう。実店舗で委託する方もいらっしゃるがお名前を出したら自警団が突撃する可能性もあるからねえ。 

「Star vs. the Forces of Evil」放送開始でファンアート特集?―ReadMe!Girls!の日記・雑記
ディズニーチャンネルのスターバタフライでファンアートを用いた宣伝が行われたという話。ディズニーから直接ファンアートの使用許可のメッセージが送られたとのこと。
日本のアニメがPixivでイラコンを開催するようなものであり「ディズニーは二次創作を潰す!隠れなきゃ!」がいかに的外れかがわかる。

同人に対して好き嫌いが分かれること自体はわかる。そりゃ僕だって18禁やらなにやらを好き好んで読むわけではないしダブルパロディや「何々にネズミーの可愛い衣装を着せてみた」は地雷としか思えない(そんなに好きならそのものを描いてもいいのでは?)。要は個人の感想ならば自由だがだからと言ってそれだけで誰にも他人を直接止めさせる権利なんて無いはず。

しかしTwitterを見ていると、特にディズニーの二次創作をする人たちに同人誌を毛嫌いする傾向が強いのは解せない。まさか同人誌イコール18禁とでも思っているのでは……?「同人誌を出すといって文句を言われても仕方がない」と主張しているがならばインターネットで全世界に向けて18禁や非公式カップリングのイラストを堂々と公開するあなた達を攻撃しても何ら問題はないことになるがさてはて。

無題
無題3
無題46
無題2
ツイッター及びPixivには同人誌を出そうとした方を直接止めさせた人たちのログが現在でも残っている。ディズニー本体が動いた事例は皆無なのに対して自警団が干渉した事例は2年間に4件ありせっかく素敵な本を作ろうとした方が「危ないから」やめようとした例は数知れない。ディズニー本体ではなく自警団そのものがよほど危険ではないか。
しかしながら当たり前のことだがこれらディズニー自警団事案よりもこれに遭遇せず無事同人誌を出された方は圧倒的に多いのでぶっちゃけ気にする必要は全く無い。所詮個人の感想であって他人を止める拘束力なぞ存在しないのだ。

結局は危険性は無いというより他のジャンルと同じ黙認状態であり、内容に関しても何をやっても反発を食らわないということはあり得ないのでこちらがいくら証拠を並べても散々否定されたデマを重ねつつ感情的に責め立てるディズニー自警団(出そうとした方への実際の発言「同人業界が潰されるから止めろ」「ジャンルが潰されたら呪ってやる」「暗黙の了解を犯すのだから叩かれてもしょうがない」などもはやヤクザ)の声は気にせず出せばいいのである。

同人、コスプレが隠れなければいけない理由。 - まじめに二次元オタクしている腐女子のブログ
「ディ●ニーとか容赦なく訴えてくる企業もあります。だからディ●ニーの同人誌はないんです。」
…ならばディズニーの島があったC88や我が同人誌『合衆国汽船コロンビア号』は何だと言うのか?
二次創作はグレーゾーンか? 「公式への問い合わせ」の是非 - Togetterまとめ
「二次創作の中で割りとよく知られているかもしれませんが、ディズニーの二次創作はご法度です。」
…いや参照しているPixiv大百科ですら寛容と言っているではないか。話を聞いたところ「ディズニーに苦手意識を持っていたのでろくに調べずプール事件だけを参考にした」とのこと。これまともに相手する必要ないよね?

いい加減同人界隈の学級会で関係ないディズニーを恐怖の大魔王に仕立て上げるのは止めて欲しい。ディズニーそのものは以上挙げてきたようにむしろ白に近いグレーなのに、情報を更新せず古いデマを信じ込むあなた達が勝手に怖がって叩き合っているに過ぎないではないか。何のためにこの記事を書いたのかむなしくなってくるよ……

【TDSハロウィーン】ヴィランズの手下たちに会える!「セイリングデイ・ブッフェ」アトモスフィアショー&限定ブッフェ - ディズニー特集 -ウレぴあ総研
2015年東京ディズニーシーハロウィンイベント『ヴィランズ・ハロウィーン・パーティー』に出てくるヴィランズの手下たちがディズニージャンル以外の二次創作界隈に相当なブームが巻き起こっている模様。エンドバニー以来の快挙ではないだろうか?
これを気にくだらない都市伝説が一掃されて欲しいものだが、他ジャンルで同人誌を出し「ネズミーのカワイイ衣装を着せてみた」式パロディを堂々と公開する方が「ディズニーの同人誌は危ないから止めろ」と積極的に広めており暗澹たる気分にさせられる。ディズニーが「第三者の目に付きやすく危ない」ならば某少年漫画のBLを投稿するあなただって相当危険だと思うが。
中世ヨーロッパじゃあるまいし何回再発見すれば気が済むのだろうか…

他のジャンルで活動する人からは手下はナマモノだからダメだとする意見が出たが、手下を演ずる中の人本人を題材にするならその通りだがほとんどの二次創作は彼らが演ずるキャラクターを題材にしているのだからその理論は通じずせいぜい映画やドラマと同じでは?いやまあコミケのジャンルコードに従うならば「遊園地の二次創作」として評論ジャンルが妥当だろうけれども。
ディズニージャンルの実写映画といえばマーベルやパイレーツオブカリビアンが該当するがそっちではそんな話無かったような。それどころかパイレーツは一時期島を形成していたがね。



COMIC CITY SPARK 10 ジャンル別サークル集計

2015年10月04日開催のCOMIC CITY SPARK 10(通称スパコミ)にベイマックスジャンルで42サークル出展するとのこと。
…客船よりもよほど大きいジャンルではないか!というかこんなに人気ならばとうに払底されてもいいはずなのになんで上記の手下界隈(というよりも他ジャンル)で学級会が発生するのか?本当に複雑怪奇ナリ。

「ディズニーは公式が禁止するから止めろ!二次創作も消される」は毎度お馴染みの呪文だが誰も公式が禁止を明言する、あるいは公式の動きで消されたとするソースを提示しないのが不思議でたまらない。他人に自主規制を迫るならそのぐらい当たり前だと思うが本当に誰も示さないのだ。
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こちらでのみ対応いただけるとのことでコメントから失礼致します。
私が以前考えなしに「ディズニーの同人は危険だ」とツイートしたことに関して、
葉ノ瀬様との話し合いにてディズニー同人の危険性は他ジャンルと変わりがないということ、
そしてそちらはすでに理解しているつもりです。

ディズニーだけの名前を挙げ、危険だと促したことについては
今となっては重々反省しております。

今後はどのジャンルに関しても自分も他ジャンルで活動している以上、
こちらの問題について何か意見を言うのは控えていきたいと思います。

ご指摘くださった葉ノ瀬様、ご迷惑をおかけした皆様、
今回の件に関しては大変申し訳ございませんでした。

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>るに様
ご返信ありがとうございます。
DMで長文を送られたようですが、公開コメントのみで受けつけるとこちらから明言しているので内容については触れません。

https://twitter.com/Geeloney/status/663584982409940992
以前お話した際るにヶ島様からお約束された「訂正」を一言流されましたがこちらにつきましては少々不満が残ります。
別に謝罪しろ、誠意を見せろなんて無茶振りではなく、今回の発端はろくに調べないまま根拠も挙げずに喧伝したことですからご自身で検索されてどのような現状か把握してどんな根拠があってその結論を導いたのか、そこまで記して欲しかったのです。
いちいち出典を挙げている本記事を見ればおわかりのはずですが、いままでソースを伴わず印象のみで伝言ゲームを繰り返した結果ろくでもない俗説が蔓延ったわけですから問題にされていた第三者の空気とやらを変えるために他人を納得させる根拠は必須のはずです。それが訂正というものでしょう。
ですが曲がりなりにも訂正されたわけですから11月の追記及び本記事におけるるにヶ島様を特定できる画像を削除いたします。

パロディに関しては私も個人の好き嫌いをあまりにも全面に押し出した決め付けをお詫び申し上げます。
この件の問題点は「同人活動をする方がググればすぐ見つかる事柄を無視し他人の活動を抑制する内容を広めた」ですからそこまで触れるのは明らかに蛇足でした。
本文で何度も強調していますが、公序良俗に反する類をゾーニングもせず公開するなど無い限り他人が創作を止めさせる理由なんてありません。どんな創作であれども反感を買う可能性は大なり小なりありますから、個人の好き嫌いでもってパロディを止めさせたらすべての創作を隠さなければなりません。
以降こちらからるにヶ島様を直接阻害することはいたしません。

葉ノ瀬様

ご対応くださりありがとうございます。
こちらのコメントにてあまり長文になってしまうのもご迷惑かと思い、謝罪のみさせていただきました次第でございます。

更には内容が不十分な訂正となってしまいまして誠に申し訳ございません。
情報のソースなどを記さなくては納得いただけないという所はもちろんあると思います。検索などで調べた結果からも、こちらのブログが現状把握、訂正の根拠として一番分かりやすくまとめて下さっていたので、ツイートにリンクさせていただこうかとも考えたのですが、当時の時点で自警団であると公表されている点で、記事と訂正で意見が相違していると言われてしまう可能性があったために、こちらへのリンクの添付を控えさせていただきました。この件を含め過去私が考えなしにしてしまった行為や発言のお詫びをツイッターにてまとめさせていただこうと思っておりましたので、その際に改めてこちらの記事を紹介させていただこうと思います。(申し訳ありませんが内容を確認させていただいてからになりますので確定とは言い切れませんが…)

葉ノ瀬様が仰るとおり、他人が創作を止めさせる権利はないにも関わらず、その行為に少しでも関与してしまったことをお詫び申し上げます。

>るにヶ島様

特定できる記述を削除いたしました。

確かにご自身が槍玉に挙げられては参照しようが無いことはわかりますしそれについてご配慮も足りませんでした。しかしだったらここで記した出典はどれもググればすぐ見つかることばかりですから本記事を挙げずともそれらを直接記しても十分でした。本記事は「ググればわかることを誰も見向きもしないから」とまとめたようなものですのでむしろそれでよいのです。

ともかくこちらが求めておりますのは過去の行いの謝罪ではなくディズニー同人に関する訂正、ただそれだけです。削除はいたしましたのでるにヶ島様が訂正を流される日をお待ちしております。

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