2016/11/25

横浜―日本丸、三菱技術館、郵船博物館

ツイッタ―のフォロワーさんのツイートで三菱技術館の秩父丸展を知る

調べると日本丸の総帆展帆が週末にあることを知る

じゃあついでに郵船博物館の氷川丸展も行ってみるべ
……と急きょ予定を詰め込んだ結果いくつもはしごする羽目になっていささか後悔する。もっと余裕をもって行動するべきだなウン。


日本丸の総帆展帆
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【帆船日本丸・横浜みなと博物館】横浜みなとみらいにある帆船日本丸・横浜みなと博物館・日本丸メモリアルパークへようこそ
日本丸ではすべての帆を張る総帆展帆を年に12回実施している。今回(11月20日)は本年度の最終回。
満船飾と重なるとさらに綺麗だっただろうが惑星の周期みたいなものでタイミングが中々合わないのでめったに見られるものではない。

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歩道橋より撮影。


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ボランティアによって帆を張る作業が行われる。こんな高さのヤードを渡るなんて高所恐怖症にとって悪夢だろう。

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青空に白い帆が映えて実に美しい。


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↑風が弱く水面に映っていたのでシンメトリーを意識して撮ってみたがやはりずれる。難しいものだ。

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実は日本丸に限らず帆船が帆を張るのを間近で見たのは初めての経験だったが、やはり帆船はこの姿が一番帆船らしいと実感する。惚れ惚れしますわあ。 

三菱みなとみらい技術館特別展『豪華客船の黄金時代を担った秩父丸展』
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企画展「豪華客船の黄金時代を担った秩父丸展」のお知らせ (2016年11月16日~2017年1月16日)

三菱みなとみらい技術館で開催中の企画展。秩父丸を建造した横浜船渠は三菱と合併、その跡地を再開発したのがみなとみらい21と何かと縁のあるのでそのつながりによるものだろう。

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↑展示規模はごらんのように小さいのでこの展示「のみ」を目当てに行くにはちょっと物足りないかもしれない

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↑『第170番船 日本郵船株式会社サンフランシスコ航路新造船 工事予定表』
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建造、内装、船旅の3パートで構成されている。技術系の博物館らしく建造と進水式に重きを置いて小粒ながらも凝縮された展示。

現地でお話しを聞いたところ、準備期間が短く図録の類は用意できずチラシが3種類(展示告知、横浜造船所、カラースキーム)のみ。これから進水の体感展示を追加するかもしれないとのこと。

この博物館は初めてだったが、シミュレーションのような体感展示が充実する今どきの博物館(というよりも企業PR館か)で小さい頃に行ったら夢中になって楽しんでいたことだろう。売込み中のMRJなど展示を更新しやすいのは企業博物館ならではか。


日本郵船歴史博物館『まるごと氷川丸展』
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重要文化財指定記念 まるごと氷川丸展|展示・イベント一覧|日本郵船歴史博物館・日本郵船氷川丸

郵船博物館でクリスマスまで開かれている氷川丸展は名前の通り建造から運航、戦時中の病院船時代、戦後、引退後の展示まで氷川丸尽くしの展示。一等特別室のステンドグラスのように今まであまり取り上げられなかった題材も多くかなり濃厚。さすがは郵船博物館だ。

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↑図録目次
『近代の産業遺産の保護と氷川丸の重要文化財指定』
『建築調査から見た貨客船氷川丸』
『氷川丸の船内設計者マルク・シモン』
『氷川丸復員作業の思い出』
以上4編は展示に無い論考。『「戦後シアトル航路の出航風景」について』も有名ながら様々なキャプションで流布する写真の由来を検証する興味深い内容。

企画展図録は展示内容に加え重要文化財登録時の調査など氷川丸そのものを知るうえで『横浜市指定文化財「氷川丸」調査報告書』と並び欠かせない書籍になっている。こっちをパンフレットとして常備しておけばいいのに……と願うほど。もしも展示期間に間に合わなくても2011年の洋上のインテリアⅡすらまだ残っているので図録が売り切れる心配はいらないが、現物を見られるのが一番だから行くべし。

しかしまあ、戦前の船旅について具体的に触れた書籍は無いか質問したら「企画展図録がいちばんまとまっている」との返答で中々のショックであった。あったらとっくに手に入れているだろうからわかっていはいたが面と向かって宣告されるとそりゃ気分も滅入る。『飛鳥ダイニング』の戦前版があればいいのだが……。

なお肝心の氷川丸は生け花の展示『大フラワーデザイン展』が行われて花粉症の人が行ったら憤死しかねない有り様でがっかり。
ダイニングのテーブルやピアノの上、はては機関室にまでいたるところに派手な生け花が置いてあり正直調和も何もない。せっかく氷川丸そのものを見に来たのにここまで隠されていると興ざめもいいところだ。
これでは氷川丸が単なる展示スペース扱いなのでもっとこう、ディナー時の再現だとか機関室の壁に一輪挿してあるとかもうちょい往時を意識して欲しかった。嗚呼。
そんなわけで氷川丸の写真は無し。まあ、また今度行けばいいさ。
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