2016/05/08

colos Expo 2016 お礼と展示の紹介

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↑今回のスペース。一人だけ即売会スタイルで浮いていた気がしないでもない。

本日開催のcolos EXPO 2016の当スペース「寝古鉢鉄工所」にお越しいただきありがとうございました。おかげさまで今回頒布した『合衆国汽船大西洋三軸定期船コロンビア号』『東京ディズニーシー実用的ではないガイド(仮)』、双方が全て持ち込んだ分が捌けました。これまでの在庫分では足らず清水の舞台から飛び降りるで増刷をかけましたが逆に足らない始末で申し訳ないです。

LT『船好きから見たS.S.COLUMBIAの魅力』も課金延長する気満々でしたがまさか5分で終わるとは思っても見ませんでした。この短時間に収めるためいささかどころではなく詰め込みすぎた感はありますが、コロンビアの魅力の一端を伝えられたらと思います。ディズニーのテーマパークは「ディズニー以外」の視点でも相当楽しめる場なんです。

展示書籍の紹介
ブースのサイズがせいぜいビッグサイト程度とぐらいと思いきや2スペース分だったので急遽穴埋めに持ってきた展示書籍をご紹介。WDI本はもちろんのこと客船の書籍もこれを機会に読んでくれたら幸いです。

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・Walt Disney Imagineering
毎度お馴染み、ことあるごとに宣伝している"WDI本"がこれ。
構想から建設までパークを作り上げるイマジニアリングを語るならばこれがなければ始まらない。翻訳が出る見込みはまあ薄いのでさっさと買ってしまいましょう。お値段は入園料とほぼ同じだけど一回インするより体験価値はよほど向上しますぞー!!!
・・・・・・D23EJの物販あるいはパークでサンプルとして置いていればこんなデカブツを毎度動員するまでもないのだがなあ。

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『豪華客船スピード競争の物語』
タイタニックのエンジン
↑翻訳者粟田亨氏のホームページ。本書の内容の紹介なので参考に。
船を走らす機関「のみ」を取り扱う趣味書は出版されたイギリスでも珍しく、ましてや日本では皆無なので翻訳が出ただけでもう奇跡といってもよい一冊。パークには本書からの出典の図面や写真が複数(例えばタートルトークの「フーサトニックの断面図」はファーターラント)見られるのでこれをはずさないわけが無い。

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The First Great Ocean Liners in Photographs:1897-1927
The Fabulous Interiors of the Great Ocean Liners

前者は第一次世界大戦前後、つまりコロンビアのモデルとなった時期の客船を、後者は客船のインテリアだけを題材にした写真集。
日本において客船趣味はマイナージャンルであるけれどもアメリカでは豪華本からペーパーブックまで多種多様な書籍が販売選択肢が豊富にそろっている。William H Millerによるこのシリーズは写真が大判で掲載、かつ大変リーズナブル(大抵の場合中古で1000円ぐらい)なのでオーシャンライナー入門としてうってつけ。

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横浜みなと博物館企画展『豪華客船インテリア画展』図録
セイリングデイブッフェに飾られるダイニングのカラースキームの参考として持参。本当は『豪華客船インテリア画集』を持ってきたかったがWDI本以上の図体で無理だったのでその代理。


・お礼と感想
※帰って勢いで書いたので書き直すかも。
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↑LTに聞き入る来場者。120人を超えたとか。
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↑展示・物販コーナーの様子。

お互いの「好き」を発表して交流する、ejよりも“EXPO”なアルティメットディズニーファンイベント
プーやのひとりごと79 - 舞浜横丁


何はともあれLTに聞き入り、展示に見入り、アトモスに笑い、そして同志と交流する、そんな素敵な場を提供してくれた主催者の皆様にお礼を言いたいです。ディズニーは巨大ジャンルながらもファンからの発信の機会が非常に少なく、こうして積極的になれるまさに“EXPO”なイベントを一日堪能できたことは幸せなことです。

「知らなかったそんなの…」とこぼす他無いSeinaさんによる絵画に関するLT、まるで開園時のディスカバリーギフトかと思わせるいちくわさん・くわばらさんの展示などなどLT、展示を見ると人の好みは十人十色であるとつくづく実感します。どれも自分では思いもよらないものばかりでそれを楽しめる、これぞイベントの醍醐味でしょう。
そしてもちろん我がスペースにいらした方に限らず様々な方との交流。120人もいらしたわけですからもちろんごく一部だけですがお話できて楽しかったです。

ただ展示と交流に重きを置いてLTをかなり取りこぼしてしまったのが残念。本家のD23も全ての企画を見るのは無理で端から捨てにかかるしかないと聞くので、まあ、その疑似体験だと思って納得するしかあるまい。



・いろいろぶっちゃけた感想

EXPOとは、ただプレゼンテーションやショーを鑑賞する場所ではありません。
ファンが自分の好きなディズニーを見せ、交流する場所です。
でも、LTだけでは表現しきれないこともあるでしょう。
colos EXPOでは、展示・物販コーナーが登場します。
模造紙で発表したり、自作アイテムや同人誌を販売したり、要らないグッズのフリーマーケットしたり…
あなたの好きなディズニーを好きな形で広げましょう!
展示・物販コーナー - colos EXPO 2016



今回のイベント、ある意味ディズニーオンリーですよね?まあ同人誌の頒布は自分ひとりだけだったけど、ディズニーをピンポイントで排除する即売会が圧倒的に多い中上記のようにはっきりディズニーの同人誌を明言したのはここぐらいですよ!いや同人誌ばかり強調しているけどグッズだって皆さん素晴らしいものばかりでした。特に本イベントのデザイナーであるやさいさん製作の名札シールやストラップは見事です。

オンリーとは同人誌のやり取りのみに留まらずファンの交流イベントなのだから今回のイベントをディズニーオンリーと受け取っても構わないでしょう。2009年のファイアボールオンリー、今週開催されたジャエルプチオンリー、今回のcolos EXPOとこうして「ディズニーオンリー」が開催されたのだから「ディズニーの同人誌は怖い・危ない・存在しない」とはとてもじゃないが言えまい。うん?どうかね?「有り得ない」と言い切るのはもっと調べてからにしたまえ。
とはいえこんなに偉そうにいえる立場ではないかもだが。本当に有難い話です。

で、本音をぶちかますともっと他の方が書いた同人誌を読みたいわけです。18禁ばかりが同人誌扱いされるけど以前から評論はいらっしゃるしコロンビア本だって立派な評論系同人誌(すくなくともそういう評価は受けている模様。有難い話です)だ。こうして「ディズニーの同人誌は危なくない」と実証したのだからもう少し盛んになってもいいんじゃないのかな。
これは決して強要するわけではなくLTや展示など素晴らしいお話がすでに形になっているのですからもう一歩、あともう一歩が欲しいのです。
公式がやらないなら俺がやる!Do It Yourself!その意味で物理的な形として残る同人誌(もちろんグッズも)はやりがいがあるのでおすすめです。


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↑まさか「売切」と書く日がこようとは・・・・・・。オンリーイベント恐るべし。
2016/05/01

イベント参加告知:colos EXPO 2016

5月8日に開催されるcolos EXPO 2016に以下の二つで参加します。

・展示・物販コーナー
ブース寝古鉢鉄工所における 『合衆国汽船大西洋三軸定期船コロンビア号』と無料本『東京ディズニーシー実用的ではないガイド(仮称)』の頒布
前者は現在通販中のものと同じ版、後者は夏コミで刷る数を間違えてだだ余りした物なのですでにお持ちの方がこれ目当てにくる必要は無いかと。

・ LT(ライトニング・トーク)『15分山分け!TDSの部』
「船好きから見たS.S.COLUMBIAの魅力」
コロンビアの元ネタについてはすでにDis勉(ディズニー・夏の自由研究発表会)で発表したのでまた違った観点で話す予定です。


LTもあり、パネルディスカッションもあり、ショーもあり、展示もあり、販売もあり…
すべてのディズニーをつなぐ、いちばんおかしな1日間をお楽しみください。



EXPOとは、ただプレゼンテーションやショーを鑑賞する場所ではありません。
ファンが自分の好きなディズニーを見せ、交流する場所です。
でも、LTだけでは表現しきれないこともあるでしょう。
colos EXPOでは、展示・物販コーナーが登場します。模造紙で発表したり、自作アイテムや同人誌を販売したり、要らないグッズのフリーマーケットしたり…あなたの好きなディズニーを好きな形で広げましょう!



で、このcolos Expo2016とは、一言で表せば主催者の「D23EJよりも“EXPO”な会」 ということですが要するにディズニーオンリーみたいなものですね。曲解にもほどがありますが、コミケやコミティア、赤ブーといった大手所以外の即売会がディズニーを名指しで禁止する中このように同人誌も含んでいる、ならば参加するしかないじゃないですか。
同人誌は僕一人のようですがまあ、イベント発表が開催一ヶ月前なのでそこはしょうがないか。3月のドンパチやズートピアのリッチ・ムーア、バイロン・ハワード両監督が普通のファンアートからカップリング、擬人化までどんどん紹介する様子、5月のジャエルプチオンリーに加えて今回のイベントでいつの日か舞浜・バーバンクオンリーでも開かれたらねえ。

聴講のみでも参加登録する必要がありますが参加費はありませんのでご参加下さいませ。
2016/04/17

菜の花と桜―新京成と鉄連Eタンク

久方ぶりの鉄道カゴテリ。お堅い内容ばかりではなくたまにはこんな記事もいいんじゃないのかな。特に前回のような政治的な内容はもうこりごり。
せっかく菜の花や桜が咲いているのだから休日にぶらついて写真を撮ってみた次第。

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菜の花と新京成。菜の花の香りが漂うと春が来た実感がわく。

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すぐ慣れるのだろうけど、前のたぬき塗装の方が好きだったな。でも白の車体に黄色が映えるからこれはこれでいいのか。
近くには大きな柿の木があり秋になるとそれはみごとに実がなった季節感満載なスポットだったが何年か前に切られてしまった。無くしてからその価値に気づくものだね……。

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鉄道連隊のK2。最近ではガルパンに登場したことで知られる。よくありがちなぬーっと滑るCGではなくちゃんと揺れていて走っている感があって感動物。突っ込みどころはあるっちゃあるけどそれだけでもう許せてしまうのだ。

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もう少し早ければ綺麗な満開が見られたがごらんのとおり葉桜になりかけ。写真を撮ろうと思い立ったのが遅すぎたのだ。まあ毎年のことだが。

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来年こそはちゃんと満開する時期に合わせて撮影しよう……と毎年誓うのであった。

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おまけ。レトロ調に撮影できるスマホのアプリで撮ってみた。面白いものだねえ。
2016/03/07

「コミケはディズニー同人誌の頒布を禁止している」とする風説について


注:本ブログの過去記事ディズニーの同人誌は本当に危ないのか? - 寝古鉢鉄工所の続編的な内容なのでそちらと共に閲覧することを推奨する。筆者が述べる根拠は全て記してあるのでそこで否定している俗説を持ってこないで頂きたい。
2016年4月
Wikipedia各項目が更新されたのでその旨を加筆。出典を記さなければ今までの内容と信頼性は変わりないのではないか、危ないと書いた執筆者は何の意図から広めようとしたのか、そもそもWikipedia自身が広めたデマではないかなど不満と疑問は残るが更新されただけよしとするほか無い。
本件に関してこれ以上更新する必要が無くなればいいと切実に願う。


「ディズニーの同人誌は危ない」と同様に根強いのが「コミックマーケットはディズニー作品の頒布を禁止している」とする言説である。Wikipediaの項目『キングダムハーツ』『同人誌』『ウォルト・ディズニー・カンパニー(現在は削除)』にはっきりと書かれ誰もがこれを基に「コミケにディズニーの同人誌は存在しない」と主張しコミケへの企業参加やTPP問題では多くの人が「ディズニーによってコミケが潰される」と騒いだのも記憶に新しい。

キングダム ハーツ シリーズ - Wikipedia


初出:2008年7月3日
2016年3月現在残存

コミックマーケットなどの同人誌業界は、著作権に厳しいことで知られるディズニーに配慮し(実際、以前からサークル参加案内にはディズニーキャラクターを題材にした同人誌の発行を禁じる注意書きが存在している)、キングダムハーツを題材とした同人誌の発行自粛、印刷請負の自粛を作家、印刷業者に呼びかけた。
また、スクウェア側が本作のために制作したオリジナルキャラクター(ソラ、リク、カイリ等)の版権もディズニーに帰属しているため、ディズニーキャラと同様の措置が取られる(FFキャラはその限りではない)。


初出: 2016年3月29日
ディズニーキャラクターはもちろんのこと、本シリーズのオリジナルキャラクターの権利もディズニーに帰属している。そのため同人誌を扱う印刷所は、ディズニーに配慮し(実態としては、ディズニー社が特段著作権に厳しいという客観的事例は無く、先行したイメージに基づく自主的な動きによるもの)、キングダム ハーツを題材とした同人誌の印刷請負を一時的に自粛したことがある。国内最大の同人誌即売会であるコミックマーケットが発行を禁止したという説があるがデマであり、今作を扱うサークルが複数参加している。



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↑「ディズニーはコミケの禁止項目に入っている」と主張する人(黒)と筆者(赤)のやりとり。ご覧のようにキチガイ扱いされたが、「禁止項目」の出典を聞いただけの筆者がキチガイならば実害すら出ているデマを撒き散らすこの人は路上で刃物を振り回す犯罪者であろう。

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↑日付に注目。昔ならばともかく2016年になってもまだ唱えられるとは驚き。なおあくまで晒しではなくサンプルとして用いていることは強調したい。
明日から(?) コミケだそうですけど、ディズニーの二次創作ってあるんですか? - Yahoo!知恵袋
ディズニーのエロ同人誌を描いてコミケに出すにはどうすればいいですか? - Yahoo!知恵袋


しかしながらコミケがディズニーに関する作品の頒布を禁止している根拠として「何々と聞いた」「何々だったはず」などの曖昧な形、あるいはWikipediaやマナーサイトなどの間接的なページではなく直接出典を提示した人は 一 人 た り と も 存在しない。これはおかしい。誰も彼もが騒ぐのならばしかるべき確かなソースがあるはずだが本当に誰も示さないのだ。

コミケットマニュアル(コミックマーケット86サークル参加申込セット版)-コミックマーケットの理念と実相

頒布・提供禁止物
・法令に触れる物。ワイセツ図画および児童ポルノ、著しく知的財産権(著作権、商標権等)を侵害する物。薬事法・食品衛生法に抵触する物(ただし、食品業者が衛生的な環境で製造・包装、密封した、アルコール類以外の物は頒布可能です)。※こうした法令を把握し、注意をして下さい。また、抵触していなくても製造物責任法や民法に基づき、損害賠償責任を負う場合があります。

・コミケットの趣旨に反する物。法人が発行、制作した物、法人主催イベントの入場券。古物。

・燃料を充てんした、すぐに発火できる状態の器具。ただし、ロウソクについては密封されている状態、ライターもオイルが入っていない状態であれば頒布可能です。



準備会が公式HPで公開する申込書セットの頒布禁止物を確認するとご覧の通り。ディズニーもしくはキングダムハーツを名指しで禁止する項目はどこにも無い。
筆者の手元にある最新版であるC90の申込書にも勿論無いし、C50代のカタログに掲載される頒布物禁止一覧にも見当たらず『コミケットプレス 総集編2』を読んでもポケモン事件の余波から著作権についての特集はあるがディズニーへの言及は存在しない。

明言していないだけで申し込みの時点ではねられている、あるいはスタッフの目をかいくぐりこっそり頒布するしかないと思いきやComike Web Catalogで最新のコミケのカタログを確認すると『キングダムハーツ』どころかアニメ(その他)の海外アニメ島にディズニーそのものがジャンルであるサークルカットがある。ということは準備会が把握していることを意味する。
そもそも筆者は自分の同人誌『合衆国汽船大西洋三軸定期船コロンビア号』でC88(2015年夏コミ)に委託参加して見本誌を提出した際「ディズニーの同人誌だが大丈夫か」とスタッフに確認したが禁止しているならばその際止められたはずだ。

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↑サークルカット。堂々とディズニーと記したがちゃんと通った。カタログにも掲載されている。
コミケ90参加告知 - 寝古鉢鉄工所
そして2016年夏コミC90にサークル参加。「東京ディズニーシーの同人誌を頒布する」と申し込み欄に書いてサークルカットもごらんの通りだが当選、『合衆国汽船コロンビア号』を頒布した。現在とらのあな(【とらのあなWebSite】合衆国汽船コロンビア号)と書泉グランデに委託中。

つまりWikipediaに記され大勢が信じこむ「著作権に厳しいことで知られるディズニーに配慮し(実際、以前からサークル参加案内にはディズニーキャラクターを題材にした同人誌の発行を禁じる注意書きが存在している)、キングダムハーツを題材とした同人誌の発行自粛、印刷請負の自粛を作家、印刷業者に呼びかけた」は全くのデタラメ、嘘八百、デマということになる。一体どこからそんな文言が飛び出てきたのか、要出典どころか即座に削除されなければおかしい記述である。

・コミケにおけるディズニーサークル
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次は「コミケにすらディズニーの同人誌は存在しない」について。最新のカタログを見れば一目瞭然だがひょっとすると以前は無かったかもしれないので国会図書館に所蔵されるコミックマーケットのカタログを1990年代後半までさかのぼり確認した。追記に一覧を掲載したので参照願いたい。
ただしC52(1997年夏コミ)までしか確認できていないので改めて確認次第それ以前も追記する予定。

少なくともC52(1997年夏コミ)の『ナイトメアビフォアクリスマス』以降必ずディズニー関係のサークルが参加しており「コミケにディズニーの同人誌は存在しない」が完全に嘘であることが判明した。「昔からあったはず」とはちょくちょく見かけたがやはり自分の目で確かめるのが一番である。
例えばディズニーが企業参加したC85(2013年夏コミ)にはディズニーサークルはアニメ『シュガーラッシュ(2013)』を含め40以上、前後も同様でありどう考えても「黙認されている」状態だ。まさか「二次創作を微塵も認めない」著作権ヤクザディズニー様が自らが参加する即売会の確認を怠り「弁護士によって告訴される恐れがほぼ確実である」同人誌を見逃したなんてことはあるまい。

印刷所の自主規制以前にはミッキーマウスやミニーマウスなどいわゆるミキフレの擬人化が主流だが『美女と野獣』『ノートルダムの鐘』、プーを描いたサークルカットもあり、最盛期のC59(2000年冬コミ)には7つも見かけられ結構な賑わいぶりがうかがえる。わざわざこんな長文を書く必要性を疑うぐらいだ。

著作権について組合の意見‐日本同人誌印刷業組合
著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第5回)議事録‐文化庁
発売直後に日本同人誌印刷業組合による自主規制が敷かれたにもかかわらずC63(2002年冬コミ)から『キングダムハーツ』サークルが参加しているのでコミケは歩調を合わせなかったと見るのが妥当だが、C69(2005年冬コミ)とC71(2006年冬コミ)にはゼロ、『ファイナルファンタジー』自体もめっきり減っているのは故米沢代表の懸念した萎縮効果による「イコール『キングダムハーツ』のキャラクターでもある『ファイナルファンタジー』の同人誌が激減した」結果であろう。とはいえ現在は両者とも増加しているのでその影響もある程度は薄れたということだろう。

実写映画の場合『パイレーツオブカリビアン(2003)』はC66(2004年夏コミ)から三作目(当時は三作でシリーズが終了するはずだった)が公開されたC75(2008年冬コミ)まで、『アベンジャーズ(2012)』はC84(2013年夏コミ)以降二桁をキープしておりこちらでは同人の勢いが畏怖風潮を上回ったか、あるいは一般的なディズニーのイメージ(かわいいキャラクター、プリンセス、女児向け…)から離れているので相手にされなかったかのどちらかだ。とはいえマーベルとルーカスフィルムの買収時には「ディズニーの版権になったから同人誌を出せなくなる」と騒ぐ声を割合見かけたので後者の線は薄いだろう。

※余談ながら同人界隈に流行した「ヴィランズの手下」 (ヴィランズの手下を一人ずつ徹底紹介! TDS「ヴィランズ・ハロウィーン・パーティー」リクルーティング - ディズニー特集 -ウレぴあ総研 参照)の二次創作を「ナマモノだから18禁ではなくても止めるべき」との声が強いが、彼らの理屈に従えば「ディズニーのナマモノ」となるこれら実写映画は二次創作も同人誌も盛んなのにおかしな話だ。そもそも手下の二次創作は役者本人を題材にしていないのでこれをナマモノと称したらプリンセスなどのフェイスやミッキーマウス等着ぐるみキャラも同様に「中の人がいる」のだからナマモノとして叩かなければ理屈が成り立たないのだがはてさて。 

一方ディズニーアニメは自主規制の翌年C64(2003年夏コミ)に3サークルが参加後しばらく途絶える。Wikipediaの記述はこの状況を基に推測を書いたと筆者は考えるが、ホームページ全盛期の当時『キングダムハーツ』の流行で活発化したマナーサイトなど他にも外的要素があったかもしれない。とはいえもっと調べてからでないと確証を持てないので保留する必要がある。

アニメ(その他)にディズニーサークルが再び見られるのは別ジャンルの大手が擬人化で参加したC73(2007年冬コミ)だ。キャラクター紹介サンプル後に商業化した作品を読んでも原型を留めていないものの「ネズミー擬人化」とサークルカットに記し海外アニメに配置されているのでディズニーサークルに違いない。
これ以降評論やグーフィー(擬人化ではなく原型なので『わかりやすいキャラははじかれる』なんてことはなさそうだ)、2009年にはオンリーイベント『フリューゲル家のTea Party』が開かれた『ファイアボール』など毎年1,2サークルが参加している。

アニメが再び賑わう決定打になったのは『アナと雪の女王(2014)』が相当大きいブームになったこと、申し込み締め切り直前の2015年1月に発生したダブルパロディ本の回収に端を発するディズニー同人誌の議論(ディズニーの同人誌を公開することは本当に危険なのか? - Togetterまとめ )である。
C88(2015年夏コミ)では『ベイマックス(2014)』を筆頭にアニメが12サークル参加。『アナと雪の女王』のエルサとドリームワークス作品『ガーディアンズ(2014)』のジャックを組み合わせた非公式カップリング「ジャエル」はファイアボール以来二回目のディズニー即売会である『Frost×Frozen×Fantasy』が開催予定、『ベイマックス』はコミケ以外の即売会に約40サークルが参加してもはや一つのジャンルであるなど相当な勢いを見せる。
そして最新のC89(2015年冬コミ)にはアニメは16サークル、島を形成する勢いであり内容も当時まだ未公開の『ズートピア(2016)』から東京ディズニーシーのショー『ファッショナブルイースター(2015)』まで多岐に渡っている。

これを見てもまだ存在しないと言い切れるとしたら相当の節穴だが、「コミケにディズニーの同人誌は存在しない」と言い切る人は一体どこを見ていたのだろうか?

・Wikipediaの記述
「コミケではキングダムハーツの同人誌を頒布できない」という話は事実なのか - 今日も得る物なしZ
ディズニー作品の同人誌即売会が普通に行われて無事に終了していた件とディズニー作品頒布禁止情報の発生源について - 今日も得る物なしZ
↑本項目は上記はてなブログに頼るところが大きい。ただし「腐女子による自主規制」は問題の矮小化であり正確には同人業界どころかネット全体に蔓延る風潮と考える。

すでに指摘されている通りWikipediaは個人による恣意的な編集であっても百科事典の看板を背負い嘘が真実として広まりやすい。この言説が生まれた大元ではないが少なくとも広まる原因であることは確かだ。

ディズニーの同人誌に関する記述は2007年4月1日『ウォルト・ディズニー・カンパニー』が初出。一度削除されたものの翌年再び現れた後2013年に初めて「ディズニー作品の頒布全面禁止措置」をとる旨の記述が出現した。直後にはディズニーが企業参加したので全否定された形になったが結局2015年2月まで残っていた。

『キングダムハーツ』の「著作権に厳しいことで知られるディズニーに配慮し(実際、以前からサークル参加案内にはディズニーキャラクターを題材にした同人誌の発行を禁じる注意書きが存在している)」、「キングダムハーツを題材とした同人誌の発行自粛、印刷請負の自粛を作家、印刷業者に呼びかけた」は2008年7月3日に追加され現在まで残っているかなり古い記述だ。
前者は無論のこと後者も例えコミケの呼び掛けが正しくても印刷組合の自主規制が先(2002年5月)であり因果関係が逆だがそもそもそんなものは存在しないので全くの大嘘である。

『同人誌』に至っては2012年8月22日の更新で「二次創作物に対し法的手段を駆使して積極的な規制を公然と行なっている」とまで言い切るが、もしも正しいなら何百万件も投稿されディズニーのアーティストも登録しているdeviant Artが無事な理由はどこにある。初期は運営がディズニー作品を削除していたPixivも更新当時にはすでに削除されずランキングに掲載される程浸透(現在は公式が特集を組んでいる)しているので何を根拠にしたのか全くの謎だ。

「ディズニー作品の頒布全面禁止措置」が執られているならなぜ毎回ディズニーに関する作品を扱うサークルが参加できているのか。「ディズニー側の弁護士によって告訴される恐れがほぼ確実」ならドラえもんやときめきメモリアル、ポケモンのように実際の訴訟事例(もちろんエアパイレーツではなくファン活動としての同人誌だ)が浸透しているはずだがなぜ一件も見つからないのか。「ソースはWikipedia」がいかに頼りないか実感できよう。

ただし、誰も彼もが確かな事実として伝えるのでもしかしすると筆者の知らないソースがあるだけかもしれない。なのでご存じの方はぜひとも教えていただきたい。もちろん伝聞ではなくきちんとした出典の提示をお願いしたいところである。ろくに根拠を示さないまま憶測と伝聞を積み重ねた結果がデマの蔓延る現状なのだからそのぐらい当たり前だろう。

ウォルト・ディズニー・カンパニー - Wikipedia



初出:2013年8月27日版
2015年2月3日削除

同人誌やファンサイトなどの二次創作の世界では、ディズニー社の著作権に対する厳しい態度を考慮し、ディズニー社に関連する二次創作物の執筆・発行は強く忌避され、成人向けのみならず一般向けまでも厳に規制されている。これにより、日本最大の同人誌即売会であるコミックマーケットですらディズニー作品の頒布全面禁止措置を執っているほどである。さらに、ディズニーのキャラやアニメについて述べる際、検索エンジンに引っかかりにくくするよう「某D社」「Dランド(=ディズニーランド)」「なんとかランド」「ネズミーランド」「あのネズミ(=ミッキーマウス)」など、意図的にボカシた表現をする場合も少なくない。
 


初出:2009年10月19日
以降伏字に関して数回編集

同人誌やファンサイトなどの二次創作の世界では、ディズニー社の著作権に対する厳しい態度を考慮し、ディズニー社に関連する二次創作物は執筆・発行は避けられている。さらに、ディズニーキャラについて述べる際に"あのネズミ(=ミッキーマウス)"と言うような、ボカシた表現をする場合も少なくない。



初出:2008年11月15日版
2008年12月31日改訂(パロディに関する部分が削除される)

同人誌やファンサイトなどの二次創作の世界では、ディズニー社の著作権に対する厳しい態度を考慮し、ディズニー社に関連する二次創作物は執筆・発行は避けられている。(しかし、パロディは黙認している。)



初出:2008年3月7日版
2008年11月15日改訂

同人誌の世界では、ディズニー社の著作権に対する厳しい態度を考慮し、ディズニー社に関連する二次創作物は執筆・発行は避けられている。



初出:2007年11月1日版
2008年3月7日改訂

同人誌の世界では、著作権保護に対し厳しいディズニーの弁護士により告訴される可能性が極めて高いため、ディズニー社に関連する二次創作物は執筆・発行は避けられている。実際にイベントのサークル向け参加案内にディズニーキャラクターを題材にした同人誌の発行を禁じる注意書きを表記したものが存在する。



初出:2007年4月1日版
2007年9月12日に項目「著作権とウォルト・ディズニー社」ごと削除される

このような姿勢から、しばしば「卒業・卒園式の記念に描いた寄せ書きのミッキーマウスが、話を聞きつけたディズニー側によって回収・破棄された」といった都市伝説的噂が流布されたり、同人誌方面ではディズニー関連の物は事実上執筆・発行ができない(ディズニー側の弁護士によって告訴される恐れがほぼ確実であるため)といった影響が出ている部分がある。




同人誌 - Wikipedia


初出:2016年3月25日
二次創作物を著作権を侵害するものと明確に見なして法的手段を駆使して積極的な規制を公然と行なっている企業や[要出典]、個人ないし個人事務所のレベルでその様なことを行なっているクリエイターも存在する一方で(以下省略)



初出:2012年8月22日
2016年3月現在残存

ディズニー、サンライズ、任天堂やコナミのように二次創作物に対し法的手段を駆使して積極的な規制を公然と行なっている企業がある一方で、無許諾ではあるがファン活動の延長線上にあるものとしてとらえ、または宣伝効果や相乗効果の発生を期待したり、あるいはこれを前提とした作品作りを行い、著作権者に対する中傷・風刺などの実害が及びかねない内容や、著しく反社会的な態様の作品でもない限りあえて黙認している著作権者も少なくない。なお、黙認とは、黙って認めることであり、認める意思がなく単に沈黙しているに過ぎない場合は本来、含まれない。



初出:2007年11月27日
2012年8月22日改訂

ディズニー、サンライズ、任天堂やコナミのように二次創作物に対し積極的に法的手段を用いて規制する企業もあるが、多くの企業は、ファンクラブの延長線としてとらえ[6][7]、また宣伝効果や相乗効果を期待して、著作権元に実害が及ぶような作品でもない限りあえて黙認している[8]。

注釈[8]
規制に積極的とされる企業であっても、コミケットなどの同人イベントでの摘発事例はなく、「子供の落書きにまで規制を入れる」ディズニーを別とすれば、摘発はこれらの商業流通のものに限られている。





・まとめ―なぜディズニーを畏怖する風潮は消えないのか

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↑コミケへの企業参加が報じられると「同人業界の敵がぬけしゃあしゃあとやってきやがって」的な反応が巻き起こった。何も起こらなかったせいか現在では忘れられている節がある。

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↑TPPに関しても「ディズニーに同人文化が潰される!」との声が上がったがまるで毛唐に怯え攘夷運動に走る幕末の浪人のようだ。



『HEROMAN』の同人誌が同人ショップに委託できない?‐藤堂志摩子のAngel Heart Club
コミックマーケット78 - ゲーマーズライフ
↑『ヒーローマン』はディズニーが関わっているから同人誌を出せないとする空気が広がったがキャラクターデザインを担当したコヤマシゲト氏が同人誌を出している。とらのあなが委託を受け付けなかった「らしい」との噂も広まったがディズニーそのものの同人誌をすでに2009年に委託している(現在も通販サイトで確認できる)のでかなり怪しい。

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二次創作はグレーゾーンか? 「公式への問い合わせ」の是非 - Togetterまとめ
↑他ジャンルの議論で「厳しい企業」の例えにディズニーを持ってくることが非常に多い。関係ない界隈の学級会から流れ弾を送り込んでくるのはいい加減にして欲しい。







↑二次創作ではないがあまりにひどいので一例として。アニメに造詣の深い知識人ですら「血も涙も無い著作権ヤクザ」というイメージを固めるためにこのようなデマを流すのがディズニーの一般的な扱いだ。なお公式伝記『ウォルト・ディズニー』や先年出版された"Disney During World War II"はもちろん 『ミッキーマウス―ディズニーとドイツ』『創造と狂気』などの非監修伝記にも見当たらず、陰謀論者に好まれる『闇の王子ディズニー』ですらここまで極端なことを書いていない。一体何を元に書いたのだろうか?

黒塗り27

海外のコミックマーケットはどうなってるの?海外同人コミケ _ 漫画アニメ.com
↑海外に二次創作活動は存在しないと明言する一例。ググれとしか言いようが無い。

#有害都市 内部で描かれたアメコミに関する描写が不適切で大炎上 - Togetterまとめ

戦意高揚プロパガンダのキャプテンアメリカをアメリカの正義を疑うキャラにしたハリウッドは偉いと語る原作未読の@C4Dbeginner 氏 - Togetterまとめ

●続・最近の著作権とか。‐アコログ
↑「能天気なヒーロー物しか存在しない」「コミックコードで多様なコミック文化が滅んだ」とするアメコミのステレオタイプに関するツッコミ。偏見と誤解がまかり通る状況は同じような物だろう。

ディズニー=悪の大企業的揶揄はネタでももうやめようよっていう話 - Togetterまとめ

「コミケにディズニーの同人誌は存在しない」「コミケはディズニーの同人誌を禁止している」は「そんな危ない物があってはならない」「止めさせなければならない」と表裏一体なのでここまで否定してみたが、一体なぜディズニーを忌避する風潮は根強いのか。

好き嫌いならば個人の問題なのでどうぞご自由に。何かしらの信条でディズニーの同人誌に手を出さない、それも納得がいく。しかし嘘を錦の御旗として振りかざし同人誌の頒布を止めさせる、これは明らかにおかしい。
情報が入ってこなかった時代はしょうがないし誰にでも誤りぐらいある。問題は未だに「ディズニーだから危ない」と広める根拠はどこにも無いということだ。大企業の有名税ということもあるだろうがコミケへの企業参加や二次創作の取り込みなど「角川みたいなことをやってる!」とも言えるディズニーを忌避する風潮がなぜ消えないのか。あれだけ氾濫する夢の国チキンレースやアナ雪の「歌ってみた」が消されないことを誰も疑問に思わないのか。鉄道忌避伝説や砂漠でパスタを茹でたイタリア軍を現在も本気で信じ込み他人に強制させる人がいたらお笑い物なのになぜディズニーはこんな理屈がまかり通るのか。
なぜなら大多数にとってディズニーとはポジショントークの道具に過ぎないから だ。
ありとあらゆるコミュニティでディズニーに全く関係ない人から同人誌に精通していそうな他ジャンルの大手までがこの都市伝説を本気で信じ込む理由を筆者にはこれしか思いつきようが無い。

「ちゃんと同人誌について考えていますよ」アピールをしたい。
海外だからいい加減なことを言ってもバレない。
「調べるまでも無い常識」なので改めて現状を知る必要なんて無い。
夢の国なんて所詮一般人向け、我々とは全く縁の無い世界だ。
ディズニーという特別危険な範囲を設定してそうではない自らは安全であると思いたい。
著作権ヤクザに抑圧された海外!寛大なる配慮の下コミケが花咲いた日本!わが国独自の世界に誇るべき同人文化!外患から平和な世界を守らなければ!

まあ、いろいろ読む限りそんなところだ。
誰だって興味が無いジャンルについて知識を持ち合わすわけではない。だったら四の五のデマを撒き散らす前にまず調べれば済む話だ。全く関係ない人どころかディズニーの二次創作をネット上で堂々と公開する人までこの調子なのでため息が出るが、前回取り上げたディズニー自警団はあくまでこの「調べるまでも無い常識」に従っているにすぎず、あれだけを強調したのは筆者の間違いだった。ディズニーを忌避する風潮の原因はディズニーそのものではなく実質的に同人界隈のマッチポンプであり本気で信じ込む人がいなくなれば自然と消えるのであり、「自警団が怖いから出せない」で終わらせる話ではない。同人界隈が一丸となってずっとディズニーを悪魔扱いしてきた結果がこの様だ。
しかし解せないのは「ディズニーの衣装を着せてみたパロディ」の存在だ。昔から多々見られプロの漫画家ですら描くほど盛んだが忌避感が薄れないどころかこの種のパロディを描きつつ「ディズニーは危ない」と叫ぶ大手氏が出現するなど、結局ディズニーは他ジャンルにとって二次創作の衣装箱程度にしか思われていなかったわけだ。もしも半分でもディズニーそのものとして描いていたらくだらない都市伝説なんぞあっという間に吹き飛んでいただろうと愚痴の一つもこぼしたくなるが、所詮個人の感想であり隠せとも止めろとも言わないのでどうぞご自由に描けばいい。

「社会的反抗のため警告を無視して送り付ける」「無許可の絵が新聞で大々的に取り上げれた」…ディズニーが厳しい証拠として挙げられる事例はどれもこんなことをしたらディズニーに限らずどこでも同じ対応を取るだけだ。「オズワルドの版権を奪われて著作権に厳しくなったのだから同人誌なんて認めるわけもない」に至ってはどうせNaverまとめを読んで知った口だろうがあまりにも飛躍しすぎて問題外である。
そりゃあまりにもやりすぎて公式の目に余る事態に陥るのは良くない。しかしそれは「ディズニーだから」ではなく全ての同人誌に共通する話であり特段ディズニーを強調することでもないし、嘘を振りかざして頒布を中止させることを正当化していい理由になるはずもない。

繰り返しになるがもちろん「公認されているから無法地帯でも構わない」なんて極論を主張するつもりもまったく無く、公式が二次創作の取り込みすら行いながらも同人誌と二次創作のガイダンスを出していないのであくまで肯定寄りの黙認と見るしかない(一部で『イメージを壊さず金をとらない二次創作なら認める規約』は二次創作ではなく『Disneyサービス』の規約であり、そもそもこれを適用したらすべての企業が同人誌を禁止していることになる程度のものだ。それに明らかに『イメージを壊す』夢の国チキンレースや変態ウッディetcが消されないのは一体どういうわけなのか?)。ガイダンスを出さない以上は即売会のルールに従いゾーニングを守るなど他ジャンルと同程度のファン活動に納め、その上で公式から通達が来たならば従うべきだろう。
何かと話題になりやすい18禁にしても企業参加した回に参加したサークルが無事であるから問題が起こるとしたら「ディズニーの18禁同人誌」そのものではなく「18禁の同人誌をおっぴろげにする」場合だ。
同人誌ならば年齢確認を厳守する、ツイッターならば鍵をかけるなり「ツイートする画像/動画を不適切な内容を含むものとして設定する」をチェックするなり場に合わせた対策をきちんと取るべきである。
しかしながらルールを守る限り止めさせられるのは公式のみ。公式が黙認する限り関係ない外野が口出しできることでは無い。ましてやとっくに否定されたデマを振りかざす人に正当性は皆無だ。
そう、ディズニーとて一般的な他ジャンルと変わらないのである。


ひとつばなしならともかく真面目な議論の時ぐらいは根拠を掲示しろ。
ちょっとは調べろ。目の前の箱は何だと思っている。
調べる気が無いなら黙れ。デマを流すな。
以上

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2015/11/10

D23ExpoJapan2015企画展『東京ディズニーリゾート特別展示』


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↑会場入り口。午前中は待ち時間ほぼゼロだったのが午後は30分以上待っていた。(筆者撮影)

2015年11月6~8日に開催されたD23ExpoJapanでは数々の催しが開催され本国D23と同様に熱心なファンでにぎわった。
特に東京ディズニーランドホテルで開催された『東京ディズニーリゾート特別展示』は開園15周年を迎える東京ディズニーシー特集だったが、一行で表すとディズニーのテーマパークを創造するイマジニアリングをあますとこなく伝えた展示である。
和書はもちろんネットや洋書ですら見かけないコンセプトアートがたくさん展示された悶絶物の内容だが、図録が販売されずこのままでは流されてしまうのは実に惜しいと思いメモしてきたのでいくらかでも伝えられたら幸いである。正確には自分の整理のためだが。


注意
舞浜狂 D23 Expo Japan 2015 東京ディズニーリゾート特別展示 体験備忘録
舞浜狂のさくまさんが展示全体をまとめているのでまずはこちらを参照して欲しい。
「D23 Expo Japan 2015」〜東京ディズニーリゾート関連の公演・展示模様を中心にご紹介〜 _ コンフェティ
肝心要の灯台シンボル案が欠けているのは真に残念極まりないがコンフェティなどが会場の写真を掲載しているのでそちらも参照。
出典元が書かれていない展示物は今回の企画展が初出。
ノートは筆者作成。…もっと腕が良ければ元絵の素晴らしさを伝えられたのだが。
番号は本記事内で取り上げる展示物の通し番号であり実際に展示されていた総数ではない。
写し間違えは無論のこと個人的関心の有無による取りこぼしがかなりあるので各自で補完していただけると幸いである。
特に考察は独自研究も多々含まれるので明確なソースが無い限り話半分に捉えるのが吉だろう。
15周年と衣装に関する展示はメディアや大勢のゲストが伝えているので割愛。それに最新情報は待てばその内自然とわかるものだから急がなくてもいいしね。

内容紹介
Concept Design
キャプション「新しいパークのコンセプトが固まるに連れランドマークとなる火山周辺も変わってきました。海への出入り口となる港の守りを固め冒険とロマンの旅への足がかりとなった要塞の姿が見られるようになります。」
入り口入ってすぐの区画はシンボルが灯台からアクアスフィアに移行した様子、つまり当初の「セブンシーズ」から「東京ディズニーシー」への移り変わりを示している。

1,全体図
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"Walt Disney Imagineering"掲載
エリアは“Portofino”、“Volcania”、“Mermaid Lagoon”、“Lost River”、“Glacier Bay”、“Pacifica Discovery Center”、“Big City Waterfront”の7つ。

2,全体図
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ぼんやりとした画風。
図1と違い基本的な配置は現在と大体同じだがいつ描かれたか定かではないのでエリア名は現在の名称を用いる。
・メディテレーニアンハーバー
中央で灯台が明かりを点している。ポートディスカバリーJデッキの誘導灯以上に目立つことは間違いなし。
灯台のそばにある難破船は煙突があるので汽船、つまり少なくとも中世ではない。
ミラコスタは無いがカナルを確認。
リビングスタチューやヘラクレスが出没していたあたりにコロッセオ風シアター?
・アメリカンウォーターフロント
コロンビアがいない代わりに外輪船が停泊する。
エリア内を一周するエレクトリックレールウェイは駅が二つ、鉄橋と共にブルックリン橋を走る。
Big City Waterfrontよりも街の規模は小さい。ケープコッドらしき漁村は見当たらず。
・ポートディスカバリーの位置 
ガントリークレーンとトタンの塀に囲まれたメリーゴーランド?空飛ぶブランコ?及び橋が見える。
無機質な雰囲気からPacifica Discovery Centerかもしれないが詳細は不明。
・もう一つの山
グレイシアベイ?詳細はわからず。
・ロストリバーデルタ
神殿が5つ。
・アラビアンコースト
今と変わらず?
・ミステリアスアイランド
今と変わらず?

3,灯台全体図 署名:Scott Sinclair
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Lighthouse of Alexandria, Tokyo DisneySea (never built) -Pinterest
ディズニーファン誌2015年3月号『ASK  DAIVE!』
左下は”Tokyo Disney Seas”。てっきりTokyo Disney Sea”?”だとばかり思い込んでいた。
灯台をくねるのは螺旋階段というよりも滑り台?
左下方へリフトが伸びる。相当なスリルアトラクションになりそうだ。
背景にアメリカンウォーターフロント?らしき吊り橋とグレイシアベイ?らしき山が見える。
難破船は図2と同じく汽船なので時代は変わらないはず。
それにしてもPinterestのソースは一体どこなのだろうか?Pinterest以前に見かけた記憶はあるのだが…


ウォルトディズニーワールドのハリウッドエリアのディズニーギャラリー的展示施設"Walt Disney: One Man's Dream"でこの灯台シンボル案のコンセプトアートが展示されているようだ。


4,「フォートレスオブエクスプレーション」
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署名は見当たらなかったがアクアスフィアと同じ画風なのでDan Goozeeと思われる。
鉄とガラスで組み上げられた巨大な天球儀。内部にうっすらと太陽系儀らしきものが見える。
螺旋階段が取り巻く鉄塔は中央にこれまた大きな望遠鏡があるので灯台ではなく観測塔?
塔と天体儀の間には両者を結ぶ通路。左手に帆船、右手に天体観測ドーム。どの建築も石造りのようだ。

5,フォートレスオブエクスプレーション 署名:Carson 
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火山中央(模写の丸)に”The fountainheads for the oceans of the world at their origin earth is themed to reflect their part of the world”の表記。
今まで見たことの無い画風。
あちこちから水が湧き出る水源の上に建てられた建築群。
視覚的中心は天体観測ドームに置かれており灯台は後退している。
左手の帆船はどうみても難破船。右手の橋は他エリアとの連絡通路か。
ロマンチックというかRPGというかともかくこれはこれで中々好み。

6,フォートレスオブエクスプレーション
photo 3b

『東京ディズニーシー10周年クロニクル』、A Tokyo Disney Sea artwork tribute - Part one – Disney and moreなど
現在の姿なので特に付け加えることはないが、雲から降り注ぐ光が神々しくて本当に大好きなコンセプトアート。

Final Design
7,東京ディズニーシー全景図
TDS1998年2-3月号49号
ディズニーファン誌1998年2-3月号、 Tokyo Disney Sea artwork tribute - Part one – Disney and moreなど
現在と似通いつつもウォーターフロントパークなど違う部分が多々あるが詳細は1/200模型にて。

8,アクアスフィア
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“Walt Disney Imagineering”、A Tokyo Disney Sea artwork tribute - Part one – Disney and moreなど
現在の姿。これも大好きな一枚だ。

"Building Dreams"
キャプション「東京ディズニーシーが空想の世界でありながらリアルさを感じるのはこうしたイマジニアたちの気の遠くなるような調査や研究があるからなのです。」
これに続き「正確であるだけではなくエンターテイメントとして楽しめる~」と続くが、これらは私事であるがコロンビア本で主張していることと全く同じ。膨大な知識を込めつつもエンターテイメントとして成立するところこそ東京ディズニーシーの凄味でありイマジニアリングのなせる業だ。


メディテレーニアンハーバー
キャプション「S.E.A.の業績が噂になり人々が集まりだすと裕福な地主ザンビーニ兄弟はレストランやワインナリーを開設、他の2つの地区にも貢献し発展に関与しました」

9,帆船ルネサンス 署名:Phillip Freer
構図は左舷上方から、おそらく要塞からの視点。
現在と同じ姿。

10,ポルトパラディーゾ
ゴンドラ乗り場が現在のミッキー広場右手にある。
ヴェネツィアにありそうな柱など現在よりもパラッツォカナル色が強い。
提督姿のキャスト?それもとメイヤー風アトモス?がゲストに話しかけている。

11,パラッツォカナル
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『アートで楽しむ東京ディズニーリゾート』、Tokyo Disney Sea 9th Anniversary Tributeなど

12,トロンプイユ、天井画の一部、カラーボード(フォートレス)
強いて取り上げられることは少ないが、一つ気になったのがカラーボードのメディテレーニアンハーバーではなくミステリアスアイランド表記であること。

アメリカンウォーターフロント
13,コロンビア
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『アートで楽しむ東京ディズニーリゾート』、A Tokyo Disney Sea artwork tribute – Disney and moreなど
キャプション「海の不安を忘れさせるアールヌーボーデザインはエレガントの象徴とともに自然より人間が強いと言う象徴でもあります」
貨物船セント・エルモなど大体の配置は現在と同じだがコロンビア・ボヤージュColumbia Voyage、54番桟橋の設備が簡素など少しずつ違う。

14,エレクトリックレールウェイ 署名:Chuck Ballew
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『アートで楽しむ東京ディズニーリゾート』、A Tokyo Disney Sea artwork tribute – Disney and moreなど
Chuck Ballew氏は"Walt Disney Imagineering"に1p丸ごと使って掲載されるハイタワー三世の肖像画を書いた人でもある。

15,ケープコッド
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ディズニーギャラリー企画展"Magic on the Water – The Art of The Happiest Fleet on Earth (2011)"
The Disney Gallery - Magic on the Water - Magic Eye Disneyland Resort Pictorial Blog

16,エレクトリックレールウェイカラーボード

17,壁画サンプル



ポートディスカバリー
キャプション「1900年代初頭の人々が夢見た」「ヴィクトリア様式やアールデコ様式、機械化時代」「パラレルワールド的発展を遂げた世界のようです」

18,サンフィッシュサブ、アクアトピア模型
アナハイムのディズニーギャラリー企画展メカニカル・キングダム”Mechanical Kingdom”(2014~)で展示された物?
本国ディズニーギャラリー企画展『メカニカル・キングダム』 - Togetterまとめ



19,海底グランプリ Undersea G.P.8‐95 署名:T,Thordarson
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キャプションの表記はストームライダー
レーザーのゴールラインを目掛けて潜水艇が突っ走る。
潜水服を着た係員がフラッグを振っている。
潜水艇はどれも魚型。モチーフになった魚類がそばを泳ぐので大体はわかる。左からイルカ、クラゲ、サメ、クジラ、エイ、エビ、タコ。描き忘れたが中央下にはカニもいる。

UnderseaGP2a.jpg
↑“Walt Disney Imagineering”からクラゲ型潜水艇。"Squid Sub Concept""TDS Undersea Grand Prix 4-10-95"
なかなかユニークな推進方法だ。
UnderseaGP1a.jpg
↑同上からクジラ型潜水艇。"The Incredible Mechanical Whale" "TDS/Undersea G.P.9-95(7-95?)
右下にうっすらとクラゲ型潜水艇が描かれておりサイズの比較ができる。
クラゲとクジラは“Walt Disney Imagineering”掲載のコンセプトアートと同じ。どの潜水艇もリベットがはっきりわかるメタリック調のデザインで渋い外観である。


20,ストームライダーデザイン画 署名:Chris Tunderson
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リゾートライン壁画と同じデザイン。
機体すぐ後ろの二重反転プロペラがちょい気になる。
回転翼やコックピット下のアームがそれぞれ羽や腕みたいに見え、アトラクションの解説で「トンボがモチーフになった」と言われるのも頷ける風体。

21,ストームライダー
ストームの上からデュフーザーを発射、あるいは2号機と共に目の中に突入する様子。ファンアートでも見られる素敵な構図だが開園以来公式が繰り出したことはない。

“Thechunical Drawing”
アトラクション等にまつわる図面。
22,コロンビア右舷
23,ルネサンス左舷
24,アクアトピア
25,サンフィッシュサブ
26,ドリルングマシン
27,センターオブジアース地底走行車
書き込みすぎてすぎてわけがわからない 
28,ノーチラス
喫水線より上
29,ミステリアスアイランド
水上、地上、地底走行車ルートの計三層。
30,シンドバッドの三賢人の一人
内部のアームがはっきりわかる。
31,丸めた図面
日付は15-11-4。


マーメイドラグーン

32,キャッスル50分の一 メンテナンスのカラー校正
キャプション「特殊なペイントや光ファイバーが使われました」

33,鳥瞰図
“Walt Disney Imagineering”など

34,プレイグランドのプロップスデザイン画

35, マーメイドラグーンシアターで私用されたセバスチャンの実物
ほつれが見えるほど使い込まれている形跡がある。


アラビアンコースト
36,シンドバット・ストーリーブックヴォヤッジ
2枚展示。両方ともリニューアル前。

37,キャラバンカルーセル模型
ジーニー含め5つ。

38,アラビアンコースト鳥瞰図
ダウが停泊するところに小さな要塞が見え、橋も二本確認できる。
シンドバッド?らしき建物の様式がマジックランプシアターと同じなのが目に付いた。

39,キャラバンカルーセル外観 Phillip J. Freer
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FreerthinkingA Tokyo Disney Sea artwork tribute - Part twoなど


ロストリバーデルタ
40,ロストリバーデルタドック
ミゲル風の軒先ではフルータやリズミック・ピミエントス風のアトモス?が賑わいを見せる。
トランジットスチーマーラインではなくどうみてもジャングルクルーズなボートにはミュージシャンズ・オブ・デルタのように物売りが小さなカヌーでこぎ寄せる。

41.水上機 Phillip J. Freer
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FreerthinkingA Tokyo Disney Sea artwork tribute - Part twoなど

42,インディジョーンズ サンプルボード
熱帯地方の色あせを表現。

43,ロストリバーデルタ鳥瞰図 署名:Chack Ballen 95'
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現在よりもより一層密林の遺跡感がかもし出されるが人の出入りを全く考えていない構造。おそらくブルースカイレベルか。
模写には無いが熱帯の鳥が何羽も飛んでいる。
なお各遺跡があまりにも込み入っており正直描くのは無理。

ミステリアスアイランド 

44,ミステリアスアイランド鳥瞰図
『アートで楽しむ東京ディズニーリゾート』、01-017.jpg
Tokyo Disney Sea 9th Anniversary Tributeなど

45,シーン10:怪物の攻撃 署名:Thordarson 95'
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A Tribute to Tom Thordarson - a.k.a " THOR "-Artwork Part Three : Tokyo Disney Sea Mysterious Island
ラーバモンスターが三両編成の地底走行車を襲う様子。

46,ヴァルケニアレストラン コンセプトアート
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“Captain Nemo's Cafe preliminary concept”
ノーチラス船内の船長室をモチーフにしたレストラン。カーテンは映画と同じ赤色。こんな模写なんて比較にならないほどエレガントな内装だぞ。

47,トライペダルビートル、怪物デザイン図
ラーバモンスターは図45と共に日本語表記は怪物で統一

48,センターオブジアース アトラクションポスター原画
現物では見えない下部に“Marker Dyes-Prisman Browline”

49,海底2万マイルコンセプト

本国ディズニーギャラリー企画展『メカニカル・キングダム』 - Togetterまとめ



ディズニーギャラリー企画展メカニカル・キングダムに展示されているもの。この計画ではノーチラスそのものに乗るプランだったようだ。

50,海底2万マイル
インタビュー動画に出演したイマジニアであるスコット・シャーマンのHP Scott Sherman designに掲載されているので参照。

51,海底2万マイル コンセプトアート
現在よりよほど壮大なアトランティスのコンセプトアート。

52,ミステリアスアイランド 
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”Disney's Discovery Bay TDLⅡ”
カルデラ湖の水面上に視点を置いた構図。
ドリルマシン、潜水艇、潜水艦と要素は揃っているがデザインが違う。ラフだから?


53,プロメテウス火山1/75模型
目線の高さで仕上がりを確認する。アメリカの鉄道模型ジオラマも目線を重視して同じような高さであることを思い出す。
中に入ってミステリアスアイランド内部の目線も確認できる。
ディズニーシーの造りかた‐ねこやねん (現在は削除) で「模型をそのまま拡大して実物を作った」と語られた成形元の模型とはまた別。

54,サンプルボード
リベット、タイル、モザイク画のサンプルの他にエイジングの実演を行っていた。見とれていてほとんど書きとめられなかったが、「擬木」という手法をかろうじて覚えている。

55,東京ディズニーシー1/200模型
キャプションには「完成時」とあるが差異がいくつも見られる。
コロンビア…プロムナードデッキがオープンスタイル。
タワーオブテラー…ディズニーファン誌1997年8-9月号と同じデザイン。
セイリング(コロンビア・ボンボヤージュ)…ハイタワー邸宅風?少なくとも現在とは違う外観。
エレクトリックレールウェイ…アメリカンウォーターフロントを一周。駅の位置も違う。
アクアトピア…ケープコッド側と結ぶ通路がある。
灯台…現在の駅舎側ではなく地上に設置。
ディスカバリーギフト…風力発電ではない。

・イマジニアのインタビュー動画
各テーマポートに携わったイマジニアが一言述べるインタビュー動画。

ジェニー・マルホーランド Jenny Mulholland シニアプロデューサー?
「ディズニーランドが"ランド"なら第二パークは"シー"」 
ジョン・ソレンソンJohn Sorenson ランドケープデザイナー
東京湾を用いた借景
ティム・カーク Tim Kirk
アクアスフィア「水の惑星」
Kirk Design Inc
↑HPのWeb Archive。コンセプトアートやデザイン画が多数掲載されるので必見。
リン・イタムラ Lynne Itamura
「調度品は各テーマポートの時代背景に合うものを選んだ」
ジョー・キラウノスキー Joe Kilanowski  「パーク全建築物のコンセプト責任者(『東京ディズニーシー10周年クロニクル』)」
メディテレーニアンハーバーのトロンプイユ
ティム・カーク
「アメリカンウォーターフロントは新時代を迎えた自身と希望に満ち溢れたポート」
クリス・クランプ Chris Crump
アラビアンコースト
クリス・バランタイン
センターオブジアースの水晶
スコット・シャーマン Scott Sherman
海底二万マイルでは水を使わず水中を演出。
デビット・ミニスタ
ロストリバーデルタの植栽。

テーマポートランドスケーピング
植栽に関する展示。『東京ディズニーリゾート植物ガイド』で十分な内容。

考察
素晴らしいコンセプトアートは感受性に任せるまま受け止めても十分楽しいが、以前過去記事でも触れたように時系列順で並べたりするなどすると考察するとイマジニアの辿ったであろう道筋が見えるなどより深く楽しめる。新ファンタジーランド関係で相当盛り上がったようだが何も最新の類に限らないのだ。しかし制作にあたり描かれたであろう莫大な枚数の内展示されたのはたった数十枚程度、それを専門知識のない輩がまとめるのであくまで一ファンによる考察程度にとどめておくのが吉だ。
公式がアナハイムやパリのようにメイキング本を出版すればこんな文章は用済みだが後何十年後まで待てばいいのか。そもそも日本でそんな本に需要なんてあるのか・・・?


・灯台
これまでさんざんアクアスフィアの当て馬扱いされながら具体的な姿をまったく見せてこなかった灯台シンボル案がようやく大々的に扱われた。しかし和書ではディズニーファン誌でのデイブ・スミス連載が初出だがネットで以前から出回っているので洋書では以前から取り上げられたということか。出典元はどこだよ!
灯台がシンボルとして描かれる図1,2,3はどれも制作年月がかかれておらず正確な順番はわからないがアクアスフィアへ変更された1994年9月(OLC社史『オリエンタルランド50年史』)以前であることは確か。
盛んに「日本では寂しい印象が強いのでOLCの提案により変更された」と当て馬扱いされさんざんなイメージが固定化されているがこうしてみるとこれもまた味があるではないか。灯台が却下されなければ要塞が生み出されなかったのですべてを持ち上げるわけにはいかないが、それでもマイナスのイメージはそれほどでもない。
時代を下るに従い日陰に転落したがそれでも灯台は生き残っており現在も要塞、ポートディスカバリー、ケープコッドに存在するのでぜひ注目してほしい。

・図1の制作時期
1992年7月にOLCがイマジニアから詳細なプレゼンテーションを受けた段階ではポルト・フィーノ、ジュール・ヴェルヌのミステリアス・アイランド、マーメード・ラグーン、ロストリバー・デルタ、グレーシア・ベイ、ディープ・シー・アウトポスト、ビッグ・シティ・ウォーター・フロントの7つ(社史)なので少なくともこの時の案ではない。
これら及びPort Disneyからの流れについては以下にさくまさんがまとめられているので参照。
Port Disney「東京ディズニーシーの兄です」

・灯台から要塞へ
灯台シンボル案を却下された後どう要塞へ変化していったのか、情報は全く無いので図4、5がその間を埋めるヒントになる。いやたった2枚なので十分埋めるには不足するがそれでも無いよりよほどマシだ。
図1,2,3の灯台案シンボル案が却下されたあおりを受けて図4の塔は灯台ではなく天体観測塔に変更されたと思われる。
図5の中心的地位を占めるのは図4では右手に小さくいた天体観測ドームである。図4には巨大な鉄とガラスの天球儀とともに塔の中ほどにも望遠鏡がありこれら天体観測の要素が現要塞のチェインバーオブプラネットに引き継がれたかもしれない。
図5の水源要素は「水の惑星地球」を強調する向きもあるようだ…とここまで書いていて思い浮かんだのだが、もしかしするとこの精神がアクアスフィアに引き継がれたのではないか?たった一枚のコンセプトアートから飛躍した軽率な妄想ではあるがひょっとすると、ねえ。
蛇足だがアクアスフィアといえば『新潮45』 2001年12月号掲載のかがみんインタビュー『メイキングオブ東京ディズニーシー』で「エントランスにある大きな地球儀、あれも(高橋)相談役とクリエイティブメンバーの女性のアイディアです」とあるが他の書籍では一切触れられていないので気になる。どなたかご存知の方はご一報を。
ここまでくると図5の水源から図6現要塞への変遷を知りたくなるが間が無いので判断できず。
ただし、図4の塔は鉄塔であるのに対して図5はバリバリの中世で時代が異なる点が気になる。鉄塔と天球儀を構成する鉄とガラスの組み合わせはどうみてもポートディスカバリーとミステリアスアイランドを思わせるデザインでありひょっとして図4は要塞と直接の系譜でつながっているわけではないとか?

・コロッセオ風シアター
図2は図1と違い手がかりとなる文字が全く無いため正確な時系列はわからないが、中央下部のコロッセオ風シアターが他の展示物に無い要素であり注目に値する。
ディズニーファン誌1997年8-9月号掲載の全体図にも描かれているが壁しか見えなかったのでようやくシアターだと理解できた。
1/200模型を見るとコロッセオの位置は空き地だがそこにドックが移動したためミラコスタの部屋からも見えるようになったと思われる。

・海底グランプリ
図19の海底グランプリはメカニカル・キングダム展および”Walt Disney Imagineering”でも一貫してストームライダーと表記されている。おそらくOLCに却下された「潜水艦レース」とはこれのことだろう。

TDSプロジェクトに立ち上げから関わった田丸泰取締役は、米側から潜水艦レースなどのアトラクションの提案があったことを明かす。「海にこだわりすぎてミッキーマウスなどのキャラクターのプレゼンスがゼロになっては困る、最低限の露出は必要と考えた」以上週刊東洋経済2002年1月12日号より



他のコンセプトアートにも魚型潜水艇は描かれているが結局マンボウ型であるサンフィッシュサブは唯一の残滓と思われる。
ディズニーシーのレトロフューチャーについて - Togetterまとめ
なぜ海底グランプリの潜水艇が魚類を模しているのか、その理由はこちらが詳しいので参照。
なおストームライダーの後継に予定されるニモのアトラクションも潜水艇だがデザイン、色、何から何まで全く違う。海底グランプリのテイストを引き継ぐ望みは現時点で全く持てない。無理だこれ…

・ストームライダー
CIMG5364.jpg
↑リゾートライン壁画ストームライダー拡大(筆者撮影)

図20、図21は共にリゾートライン舞浜駅の壁画及びゲーム『アドベンチャーオブ東京ディズニーシー』と同じ黄色いヘリコプター風デザイン。グッズすらこの姿ということは土壇場までゴタゴタしていたと察せる。
メカニカル・キングダム展にはストームライダーとして魚型の潜水艇が描かれているが今回の展示とデザインはかなり似ている。潜水艇にエンジンを抱えさせテールを伸ばし下駄を履かせたような、そんな具合だ。
このデザインが相当後まで残り内部資料の類にも見られたためCWCのキャストが「ストームライダーのモチーフはトンボである云々」と案内しているということか。

・ネモ船長の飛行機械?
無題
↑鳥瞰図拡大。
ミステリアスアイランドを描いた図29と図44は現在とほぼ同じ姿だが一つ異なる点がある。それはアラビアンコースト側への通路、ヘリポートのそばになにやらプロップスが置かれていることだ。
拡大してみるとどうやらタイヤを履いた弾丸型の飛行機 にも見える。センターオブジアース内のネモ船長の研究室に飾られる飛行機械は気球をしょった鳥型なので大幅に違う姿。…弾丸といえば同じヴェルヌ作品の『月世界旅行』だが、いや待てこれも根拠なき妄想なので違うだろうなあ。
餃子ドック販売の邪魔になるから取りやめになったと想像するが、設計図(図28)に描かれているということは相当後の段階まで構想されていたということか。
ガイドブックでも触れられるヘリポートのタイヤ跡はストームライダーのトンボ云々と同じく構想の名残り?

・模型の年代特定
図55東京ディズニーシー1/200模型のキャプションには「開業時の姿」とあるが実際の姿と違いがいくつも見られるので明らかに違う。
この場合はディズニーファン誌1997年8-9月号と1998年2-3月号(図7と同じ)が参考になる。両者に掲載された全体図はほとんど同じだが詳しく見比べるといくつか差異があるからだ。
1997年8-9月号の特徴
TDS1997年8-9月号45号
↑全体図

TDS1997年8-9月号45号タワテラ1
↑タワーオブテラー
1/200模型と同じく現行の張り出しが無いデザイン。それほど悪趣味でもないのでハイタワー三世がいたかどうかも不明。

コロッセオ
↑コロッセオ風シアター
このコンセプトアートでは何の施設か不明だったが図2を見てようやくシアターと確信。

TDS1997年8-9月号45号PD1
↑カブトガニ型のCWC
CWCの初期の姿。“Walt Disney Imagineering”に見開きで掲載されているので詳しくはそちらを参照。


1998年2-3月号の特徴
TDS1998年2-3月号49号
↑全体図。図7と同じ。

エレクトリックレールウェイ
↑エレクトリックレールウェイの配線と駅舎位置、ウォーターフロントパーク

模型を見てみると1997年8-9月号の姿のタワーオブテラーがあるがそれ以外は1998年2-3月号の姿なので模型の制作時期はこの半年の間に絞られると考える。ただし全体図がディズニーファン誌にリアルタイムで掲載されたという前提条件ありきの仮説ではあるが。

・タワーオブテラー
タワテラ
↑“Walt Disney Imagineering”より。火山の袂に灯台が聳え立つ。
1997年の時点で存在するタワーオブテラーは灯台シンボル案の頃から描かれている。つまり当初から織り込み済みだったわけで、工期の関係かそれとも新要素にとっておいたのかわからないが何らかの事情でひっこめたのだろう。

・コロンビア
『合衆国汽船コロンビア号』においてPort Disneyでクイーンメリーがコロンビアに引き継がれているとしたが、一貫していたわけではなく途中で復活したとか?1/200模型や図7ではプロムナードデッキのデザインが違い少々クラシカルな雰囲気なのでここも検討を要する。

・ミステリアスアイランド
東京ディズニーシーは様々な変遷をとげてきたがその中で一貫して存在するテーマポートがミステリアスアイランドだ。Port Disneyから計画に含まれ灯台シンボル案時代の図1,2でも根幹からの変化が無いように見える。これはミスターノーチラスことトム・シャーマンTom Shermanなどイマジニアの働きが大きいと思われる。(コロンビアに携わったイマジニアの一人Patt Burke曰く「東京ディズニーシーへの彼のの貢献はもっと知られるべき」Disney and moreによるインタビィーよりD&M Archives : Grand Interview of WDI Imagineer Pat Burke - Edited Version with new pictures and stories ! )
特に注目したいのが図52 。”TDLⅡ”表記は灯台シンボル案でもかなり初期の段階の類に見られるのみな上“Discovery Bay”が重要なキーワードだからだ。

D23 Destination D Attraction Rewind, Day 2 (Salute to All Things Disney but Mostly Disneyland)
↑没アトラクションについてイマジニアが語る本国D23のイベントDestination D。ディスカバリーベイもここで語られた。

Discovery Bay detailed at Destination D‐inside the Magic
↑Destination Dで語られたディスカバリーベイ関連のまとめ

ディスカバリーベイといえばトニー・バクスターTony Baxterらが熱心に作り上げながらも途中で断念され1970年代に発表されたエリア。ビッグサンダーマウンテンの成功で栄えた19世紀末のサンフランシスコという設定でスチームパンク的な雰囲気も備えておりメカニカル・キングダム展でもハイタワー三世のモデルになったことで知られるジョー・ロードJoe Rohdeなどによる数々のコンセプトアートが展示されている。いやスチームパンクが提唱されたのは90年代でこちらが明らかに先行しているから正確にはそのものではない。ともかくパリのトゥモローランドなどに影響を与え昨年の本国D23でトニー・バクスターの語るイベントが開催された伝説的な計画である。
図46と同じようにノーチラス船内をモチーフにしたレストランの案も存在するなどミステリアスアイランドはこの計画を色濃く引き継いでおり、その名前を掲げる図52も物的証拠のようなものといえよう。


感想
一日中引きこもっており結局他の展示を見なかったが大満足の展示であった。どれぐらいかといえばどんぴしゃな内容で踏み入れた時過呼吸を起こしかけて途中退出したほどだ。本当だぞ。我ながらキモヲタここに極めり、だなウン。
OLCはイマジニアリングに対して普段冷淡な扱いしかしていないがそれでも完全には忘れていないことがわかり安堵したのもまた事実である。よかった・・・
和書では小さなサイズでしか掲載されないコンセプトアートをじっくり眺めることができたのでミステリアスアイランドの飛行機械やコロッセオ風シアターなど新しい発見が続発した。やはりじっくり眺めるのは楽しいね。
実演がまたよい。本国のD23ではTDS版タワテラを手がけたイマジニアが実演したと聞いて歯ぎしりいたので遅かりしながら数年越しにやっと味わえたわけだ。

不満点
確かに極上の展示でありこれ以上の物を望むなんてどうかしているかもしれないが、それでもオタクという人種は欲深き生き物であり不満がいくつかあるのでちょっと書いてみる。

最大の不満はグッズが先行販売だの限定販売だのどれもキャラクターのみで今回の展示にちなんだ商品が皆無だったこと。こればかりは擁護のしようがない。図録や絵葉書があればこんな下手な模写を開陳するまでもないし第一素晴らしいコンセプトアートをそのまま堪能できるのに惜しい限り。どんな高値でも買いますぜ。


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Walt Disney Imagineering The imagineers

↑アマゾン販売ページ。アフィはやっていないのでご安心を。円安で少々値上がりしているが払う価値は十二分にある。
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↑内容の一部。手前は比較用のマッチ箱。コンセプトアートから建設時の写真まで掲載。こんな大きさでハイタワー三世が掲載される書籍なんてありますか!?
今回の展示が伝えんとすることはパークを創造するイマジニアリングだが、実のところ本記事などでたびたび引用する“Walt Disney Imagineering”がかなりカバーしている。東洋ディズニーシーも2.3割ほど触れるので図録を所望の方はこちらを読もう。というかディズニーテーマパーク好きの必読書であるし、どうせ翻訳の望みは限りなくゼロなのでさっさと買うべし。
“Walt Disney Imagineering”以外にもイマジニアリングを大々的に扱う書籍は洋書ならばたくさん存在するが和書はほとんど見当たらない。一番濃い『アートで楽しむ東京ディズニーリゾート』『東京ディズニーシークロニクル』でも10ページ、それも刺身のツマ程度で後はかがみん本でドヤ顔の材料にされているぐらいでありとてもじゃないがお膝元にあるテーマパークの扱いとは思えない。アナハイムのディズニーギャラリーの方がよほど大きく扱っているほどだ。
ただし強調したいのはイマジニアリングの一から十まで全てを公開しろなんて無理難題ではなく本国でしていること程度しか主張していないことだ。せめて“Walt Disney Imagineering”を翻訳するだけでもずいぶん違ってくるのでぜひお願いしたいが無理だろうなあ・・・。
というか海外のHPには相当数のコンセプトアートがアップされているが(出典元はどこなのだ!)、それほど書籍が出版されている証拠でもあるのでうらやましい限り。いやまあ本国のディープなオタクが東京ディズニーシーや構想当時のまま残るカンベアなどをうらやましがるように隣の芝生は常に青く見えるものだが出版事情に絞ってみると本国が上回っていることは確かだ。

ロングビーチのPort Disneyに全く触れられていない点が少々気になる。セブンシーズそのものもMGMスタジオ案をOLCに断られたディズニー側が「これを第二パークのコンセプトにしてどうか。我々が日本に合うようにまとめるので検討してほしい(社史)」と提案したことにより動き始めた計画であり、海のテーマとミステリアスアイランドはこの計画の生き残りなので東京ディズニーシーを語るうえで外せないはずだ。
ここまで扱うと展示の焦点がぼやけるのでオミットするのもわかるが、決して忘れてはいけない計画であることも確か。
イマジニアがどんな史実から着想を得たか、これもほとんど触れられなかったが結局のところスペースがあまりにも小さいのが全ての原因だろう。前回の修羅場を見たらそりゃグッズ売り場ばかり重視するのもわかるけどねえ…

展示物には完成段階、それも書籍でも見られる類のコンセプトアートが多数あったが欲を言えばブルースカイをもっと見たい。図43などのコンセプトアートは初期段階のブルースカイと呼ばれるものであり、あくまで構想の元となる類であり実現性をまったく考慮しない点が特徴的。いわば「いまじにあのかんがえたさいきょうのとうきょうでぃずにーしー」で一段と夢が溢れてるのと構想の源を直接伝える貴重な資料なのでぜひとも見てみたい。図6要塞や図8アクアスフィアも定番ながら大変好みだがせっかくの企画展だから普段見られない類を期待しちゃうわけですよ。

そしてディズニーギャラリーは10年近く更新されない、洋書も翻訳されずイマジニアリングに触れられるのは2年に一回のD23EJのみというのはあまりにも酷なのでイクスピアリに常設博物館でも設立してほしいと案内してくださった社員さんに懇願したところ、「社内にも声はあるがゲストから要望の形で出していただけるとより効果的なのでぜひともお願いしたい」とのことだったのでこれは全力で届けるしかない。アンケートに書けばきっと届くはず!書こう!

不満点は置いといて、今回の展示で余すところなく語られたイマジニアリングこそディズニーテーマパークには不可欠な要素なので東京ディズニーシーを創造したイマジニアたちの活動に目を向ける人が一人でも増えたらすごく嬉しい。
でもねえ、図録が出ていればこんな記事は必要なくなり魅力を直に伝えられるのでホント頼みますよ!
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